最新リポート! 「マシュー・ボーンのスワン・レイク」ロンドン公演千秋楽
Matthew Bourne's Swan Lake13 December 2006 - 21 January 2007Sadler's Wells Theatre, LondonThe Swan: Thomas Whitehead / Alan Vincent The Prince: Matthew Hart / Simon Williams The Queen: Saranne Curtin / Nina Goldman 感謝です! 「マシュー・ボーンのスワン・レイク」ロンドン公演千秋楽、ほやほやのリポートです。 asuko さまにいただきました。また無理を申し上げてしまいました。申し訳ありません。ほんとうにありがとうございました。Report From: asukoさまPosted 24 Jan.『アラン白鳥 サイモン王子 絶妙のコンビネーション』Soiree, 21 January 2007The Swan: Alan Vincent The Prince: Simon Williams 既に報告が届いているでしょうが、マシュー版『白鳥の湖』、サドラーズウエルズの千秋楽昼夜のうち、大トリとなったアラン白鳥サイモン王子コンビ、よかったですよ! アランは大きくて力強く荒々しい個性に威厳を加えて、あの物語に完全に欠けていた「父性」を持ち込んだと感じます。熱烈なファンのいるホセやジェイソン、またはアダムなどと比べられ、どうしても引き算で見られがちなアランだったと思いますが、今回はストレンジャーのときよりもスワンのほうが緊張感があって美しいと思いました。なんといっても、一年以上もコンビを組んだサイモンとの息のあった動きが素晴らしかった。スピード感たっぷりに流れるようで、息をするのを忘れて見てました。サイモン王子はボストンで見たとき、ピュアで不器用な少年のイメージをはっきり出していたので、今回は絶対よくなっているという期待が的中。マシュー・ハート王子のおどおどイジイジした表現が巧すぎるおかげで、余計サイモンの少年っぽさがいじらしく見えましたわよ。アランはマチネで執事をやったので、執事とスワンをやるからには、今後は彼がこの作品を仕切るのかなと、つい深読み。 Posted 27 Jan.『マシュー王子とトーマス白鳥』Matinee, 21 January 2007The Swan: Thomas WhiteheadThe Prince: Matthew Hartマシューさんのことを書きたかったのですが、ホームページのメッセージ欄では入りきらなかったので。わたしは初めてのマシューさんですが、うますぎですよ。女王ばかりでなく、王宮に仕える兵隊たちの顔色までうかがって、他の王子たちがすっすと歩く場面も彼はずーっと小さい歩幅でおどおど歩きをしますし、スワンクバーの外でのダンスは、抑圧があって動きをたわめられている、窮屈そうな感じが今までの誰よりうまいと思いました。手の先、足の先に檻があるのが見えるようで。でも、見た目があれなもんで、申し訳ないのですが、オネエっぽさが強くて、少年王子好きのわたしは困ってしまいました。死んだ後、ベッドからぶら下がった手がいつまでも揺れてるのが「やりすぎ」感をかもして……。技巧派、老獪という印象が強かったです。新スワンは小柄なので、アランが余計たくましく見えました。小さくてもジェイソンはパワフルだったけど、今度の人はとても柔らかくて、リーダーというより集団になじめない、いじめられっ子みたいだった。強さが感じられないので今ひとつと思っていましたが、そのぶん四幕で王子のために必死に闘う悲壮感が盛り上がって、やっぱりいいなあと感動いたしましたよ。この人も、踊り込むとどんどんよくなるんでしょうね。スワンバッグ持ったりグッズ買いまくりのイギリスの追っかけおばさんたちを見られたのも幸せでした。みんな、同じなのね。ノイマイヤーにはまりそうなので、マシュー白鳥はしばらくおやすみでいいと思っていましたが、見たらやっぱり「ああ、これは一生見ていたい」ということに。クリス王子の追っかけはできないから、来年でいいから来てほしいですね。わたしはもはや、誰でもいいです。ほんとに感謝です!私もマシューが見たくて見たくて!涙出そうです。彼ってほんとそうなんですよ~納得のリポート感謝にたえません!(Sheva)Related LinksMatthew Bourne's Swan Lake Tour Official