DAY5 サロメ
SALZBURGER FESTSPIELE20. Juli – 30. August 2018Richard Strauss SalomeMusikdrama in einem Aufzug (1905)Libretto vom Komponisten nach dem Schauspiel Salomé (1893) von Oscar Wildein der deutschen Übersetzung von Hedwig Lachmann NeuinszenierungIn deutscher Sprache mit ÜbertitelnDauer der Oper ca. 1 Stunde 40 MinutenMi 01. 08 20:00 FelsenreitschuleLEADING TEAMFranz Welser-Möst, Musikalische LeitungRomeo Castellucci, Regie, Bühne, Kostüme und LichtCindy Van Acker, ChoreografieSilvia Costa, Künstlerische MitarbeitPiersandra Di Matteo, DramaturgieAlessio Valmori, Mitarbeit BühneMarco Giusti, Mitarbeit LichtBESETZUNGJohn Daszak, HerodesAnna Maria Chiuri, HerodiasAsmik Grigorian, SalomeMalin Byström (17.08), SalomeGábor Bretz, JochanaanJulian Prégardien, NarrabothAvery Amereau, Ein Page der HerodiasChristina Bock (21.08, 27.08), Ein Page der HerodiasMatthäus Schmidlechner, Erster JudeMathias Frey, Zweiter JudePatrick Vogel, Dritter JudeJörg Schneider, Vierter Jude / SklaveDavid Steffens, Fünfter JudeTilmann Rönnebeck, Erster NazarenerPaweł Trojak*, Zweiter NazarenerNeven Crnić*, KappadozierHenning von Schulman, Erster SoldatDashon Burton, Zweiter SoldatWiener Philharmoniker*Teilnehmer des Young Singers Project – unterstützt von der KÜHNE-STIFTUNGIn den Salome-Vorstellungen am 21. und 27. August übernimmt Christina Bock die Rolle des Pagen der Herodias anstelle von Avery Amereu.Aufgrund einer akuten Erkrankung von Asmik Grigorian hat Malin Byström in der Vorstellung der Salome am 17. August kurzfristig die Titelrolle übernommen.***ザルツブルク音楽祭 サロメ 。会場はフェルゼンライトシューレ 。舞台の背後がそのまま岩壁という空間ロメオ・カステルッチの演出はぶっ飛んでいました。そこに理性はなく感性があるだけ。おかしくなっているサロメそのままの心象風景。衝撃的で美しくおぞましく見る者を眩惑する。ビアズリーの絵のように。まずはサロメを歌ったアスミック・グリゴリアンがすばらしい!美しい声 パワー サロメのように若いまだ20代では?演出家の意図にはまっているキャスティング。少女で若くて処女で、生理が始まったばかり…この人でなければこのサロメは成立しなかったと思わせるほどはまってた。カステルッチは少女フェチ認定。ヨカナーンガボール・ブレッツ悪くない顔黒塗りホースで水をぶっかけられ、デッキブラシでこすられる。延々と続く。歌手に舞台上でこの暴挙!代役ではなく歌手本人若く 細く 美しい肉体のバリトンイジメに耐え抜いた。エライ!ジョン・ダスザックのヘロデさすがすばらしい彼も役者レベルの演技力。しかし舞台上にセットは皆無で椅子とかゴミ袋しかないので、ストーリーを客に理解させるのはほぼ無理だろう。ザルツブルク音楽祭レベルではオペラは内容を知った上で見にくるものなのだ。ヘロディアスド迫力ナラボートはユリアン・プレガルディエン高いレッジェーロヴォイス死体を入れたビニール袋を引きずっている人たちサロメ以外は顔を血の色で真っ赤に塗られている。サロメは白い下着姿 黒髪の短髪舞台上に生きた馬が出てくる。馬は相当ストレスを感じてるだろう。どおりで客席にも馬に付き物のあの臭いがしている。疾風の音は巨大な黒いビニール袋が膨らませられて発する音。原始的で異様。ヨカナーンは首を切り落とされ首ではなく首から下が舞台上に出てくる。そして黒い馬の頭サロメは黄金の冠を馬の頭にかぶせたり首なし死体に載せたりして遊ぶ。ミルクのような白い水たまりが作られ、サロメは水遊びする。誠に美しく、おぞましい。ヴェルザー=メスト流麗な指揮ぶりで見ているだけでうっとり。ウィーンフィル、すばらしい!ヴェルザー=メストは相変わらずウィーンフィルの帝王 ザルツブルク音楽祭の主役であることは間違いない。彼はクールだが、すごい人気だった。いやほんとすごかった〜という言葉しかない二の句が告げられないあれは何だったの?と解析することすら意味がない。言わば抽象画だ。圧倒的な芸術性と不条理の世界。カステルッチワールドでした。