Shinzo Kinen Opera カルメン
Photo AlbumPhoto:©Shevaibra, courtesy of the artistSHINZO KINEN OPERA Vol.5オペラ「カルメン」/ジョルジュ・ビゼーCarmen/ Georges BIZET全3幕〈フランス語上演(セリフ部分日本語)日本語字幕付き〉日時:2019年5月3日(金・祝“憲法記念日”)17:30開場/18:00開演会場:東大和市市民会館ハミングホール 大ホール料金:2500円(全席自由)指揮:酒井 俊嘉演出:太田 麻衣子台本:大山 大輔振付:間 聖次朗プロデュース:新造 太郎カルメン:鳥木 弥生ドン・ホセ:秋山 和哉エスカミーリョ:大山 大輔ミカエラ:中江 早希スニガ:上間 正之輔モラレス:島田 恭輔ダンカイロ:高橋 駿レメンダード:宮西 一弘フラスキータ:長田 真澄メルセデス:山下 裕賀合唱:GIOVANI MUSICI合唱指揮:島田 恭輔原語指導:盛田麻央児童合唱:SHINZO KINEN KINDER管弦楽:TSオーケストラコンサートマスター:伊藤 太郎コレペティトール:岩上 恵理加、齊藤 真優、寺本 佐和子舞台監督:八木 清市(ニケステージワークス)照明:八木 麻紀(A.S.G)衣裳:AYANOイラストデザイン:bocca顧問:山本 幸正***誰が考えたろうか、カルメンが爆笑喜劇になるなんて!もちろん最後だけは悲劇だったんですけど…。前回の「魔笛」とつながっているミステリーワールドがすごい!知ってる人はデジャヴュに囚われる。H(爆)ミカエラは夜の女王の生まれ変わり魔女(爆)大山大輔さん 天才過ぎます!不条理の笑いがますますすごいです。太田麻衣子演出ももちろんめっちゃコメディー!鳥木氏のカルメンめっちゃ可愛いかった!ものすごく自分に正直なカルメン悪女じゃなくてめっちゃいい人カルメン!注目のドンホセ役の秋山和哉さんすごかったです!美しくもパワフルなリリコスピントでHuge power日本人レベル超えてます。福井敬さんの後継認定!福井敬さんも会場にいらしていました。本当に感動しました。生きててよかった!ご本人にうかがいましたが、ホセの演奏は2回目で、オケ伴でホセを演奏するのは今回が初めてとのこと。また大学公演以外の公演では主役デビューです。おめでとうございます!フラスキータとメルセデスもすばらしい逸材!フラスキータの長田 真澄さん。すばらしいパワフルなソプラノです。キャラクターも最高でした。国立音楽大学大学院修士課程修了演奏でのデズデモーナは忘れられません!メルセデスの山下 裕賀(ひろか)さん。ディープでセクシーな抜群のメゾ声でした。今後のご活躍が楽しみです。もちろん音楽レベルもとても高いです。酒井さんが渾身の牽引でした。テンポ、エネルギー、すばらしい!ミカエラ中江さん瞠目の歌唱でした。美しくパワフルでホントにうまいです。エスカミーリョの大山大輔さん あのびわ湖のダークなアルベリヒから一転、究極のナルシストになりきってました。***毎年完売となる人気シリーズ、今回も早々と完売したため早めに出かけ、開場40分前に現地入り。しかしすでに長蛇の列。すでに100人は並んでいた。最終的に会場の外まで列が続くという盛況ぶり。オペラ公演でかつてこんなことがあったろうか?期待のほどがうかがわれる。しかも客層がいつものオペラファン層(=シニア)ではなく10代~20代が中心なのである。オペラ公演でかつてこんなことがあったろうか?ステージ上奥にオケ。またセットは一つもない。大山大輔×太田麻衣子のシュールな世界にセットはいらないのだ。キャラクターは全員ひねりが加えてあり、本来の出演者に加えて印象的な役が追加されている(マヌエリータとアンドレス、そしてH(爆))。序曲は演奏をしっかり聴かせる。オケはだいぶ奥にいるので音が軽減されている。今回モラレス(島田 恭輔・バリトン)とズニガ(上間 正之輔・バス)はいつもセットになって現れる。上官で威張りくさっているズニガにへつらいまくるモラレスという図式。兵隊たちは噂している、「今度着任した上官は…」「何が?」「ナニガ」「ナニガ」…ズニガだっ!Sur la place Chacun passe, Chacun vient, chacun va駐屯している軍隊の兵士たちは町の人も密輸団も兼ねている。おなじみのメンバー。全員違う演技をしてすごい。全員芝居上手でびっくりだ。ミカエラの登場。お下げ髪に青いドレスの定番スタイル。食べ物の入ったバスケットを抱えている。モラレスが行こう行こうとしていかない。皆にけしかけられる。モラレスはミカエラに近づくととっさにイケメンの男(高橋駿さんか?)を盾にして話しかける。「あらあイケメン」とミカエラが振り向くとモラレスにすりかわっている。がっかりするミカエラ(笑)。ミカエラは幼馴染のドンジョゼに手紙を届けに来た。今はまだ交代の時間ではない。帰ろうとするが兵士たちはミカエラの周りに集まって帰さない。このミカエラは普通のミカエラではない。前回の「魔笛」で不思議な暗黒パワーを持った夜の女王役だった中江さん。その片鱗が…。一瞬のパワーでミカエラは男たち全員をなぎ倒してしまう。その隙に逃げる。男たち「なんだったんだ?今のは」「さあ…」子供たち。衛兵の交代だドンジョゼがかみてから登場。山田健人さん演じる衛兵と交代する。しかし彼は子供たちに銃を奪われてしまう。子供たちは銃で危ない遊びを始める。その後ろでの兵隊たちのリアクションがおもしろい。モラレスがホセに話しかける。「あーそういえば女の子が来たよ」「どんな子?」兵士たちが口々にいろんなことを言うのでホセは???「だれ?」(爆)普通ーだったらC'est Micaëlaなんですけど(笑)街の男(兵隊)たちはタバコ工場の女たちが休憩に出てくるのを待っている。全員チャッカマンを持って!(爆)このチャッカマンでの待ち受けスタイルが全員異なった決めポーズでおもしろい。この演出は決めポーズ必ず出てきます(笑)女たちはその火でタバコを本当にくゆらす。C'est fumée.カルメンが登場。華やかな美しい女性、女性にしてはモデルなみに背が高く際立った派手さ、そして明るさがある。Carmen, sur tes pas, nous nous pressons tousL'amour est un oiseau rebelle 男たちがダイビングしまくる(笑)実は元カレだったアンドレス(山田健人さん)がいて未練たらたら。カルメンに求愛するがカルメンは「あんたにもらったこのでっかいダイヤの指輪、返すわ!」と放り投げる。悲嘆にくれるアンドレス。これもカルメンの恋愛のパターンとして描かれているのでなるほどと納得。ここで(ここだったか?)前回の「魔笛」で「パパゲーノの良心」として登場したH(叡知)がまた登場している。兵士に紛れていて「H」の文字もないものの、ぼーっとした咎めるような表情、これはHだ。今回はズニガの良心として登場しているようだ。前回と同じ加藤隼さんが演じている。ホセはまったくカルメンを見ていない。書類にボールペンで文字を書いている。しかしボールペンを落とす。カルメンは落ちたボールペンを反射的に拾おうとして身を屈め、ホセと手が触れ合う。はっ!見つめ合う二人。カルメンはこの瞬間恋に落ちた。ぽっ。カルメンのこの習性をよく覚えていてください。一人でにやにやしながら顔を赤らめている。今まで強面だった女が一瞬で恋する乙女に変身した瞬間だ。カルメンは胸につけていた花を放り投げる。きゃっ!ホセは侮辱されたと思いながらも拾ってポケットに入れる。全員いなくなりホセ一人。ホセは拾った花の匂いをかぐ。「○×△…!!スパイシー!!」と絶叫(爆)めっちゃウケルミカエラが来る。「女の匂いがする!」ホセは花をポケットにしまう。ミカエラはホセの母親から息子へのキスを伝えるという。ホセはミカエラから母さんからのキスを受けようとしゃがんで待っている唇にキスする気満々だったミカエラは振り向いてがっかり。おでこにキス。Ma mère, je la vois Oui je revois mon village! 二重唱すばらしい!ここは美しいリリックな歌唱のホセ。O souvenirs chéris! ミカエラのバスケットを受け取るが「重(おも!)」どんだけ怪力なんだミカエラ。ミカエラは手紙を渡すが、「読んで、」「いいえ、読まないで!」と何度も繰り返すめっちゃぶりっ子。ホセ「どっち?」その押し問答をオケが全員立ち上がって注視しているはっと彼らに気づいたホセホセ「読むよ。」オケが「あ~そう、」と座る金管が三名まだ立っている。ホセ「読むよ。」金管が座る。ホセ、読む。「ミカエラと結婚!?」「母さん従うよ…」そこで騒ぎが。ここで登場するカルメンの喧嘩相手、マヌエリータ(別部まゆ子さん)がすっごいです。顔に赤い手形(笑)獰猛な怪物のように暴れまくっている(笑)。ズニガが女たちに詰め寄られ、誰か何とかしろ! と命令を下すが誰も従わない(笑)。仕方ないのでホセに命令する。ホセは様子を見にかみてに出て行く。ホセはカルメンを連れてきて調べた罪状を報告ホセ「このスパイシーという女が…」(違(ちが))「いやカルメンという女が…」カルメンがマヌエリータに合図するとマヌエリータは急に機嫌を直して女たちと出て行く。これもマジック・パワー?カルメンを訊問するスニガTra la la la la la la laカルメンは答えず、歌いだす。「そうかそのつもりなら…」カルメンを収監することにして、見張るようにホセに命じて出て行くホセは縄でカルメンを縛ろうとするカルメン「下手ね、私がやったげようか?」ホセ「お願いします」(笑)ホセはできるだけ長く結んでカルメンと距離を取ろうとする。手前の自分の椅子に座ったカルメンに「そっち!」向こうの椅子に座らせるしかし近い椅子を舞台中央に持って行き座らせるカルメンが歌いだすPrès des remparts de Séville歌いながら縄でホセをぐるぐる巻きにする。Mon officier n'est pas un capitaine, Pas même un lieutenant, Il n'est que brigadierカルメンの歌に心乱されてしまったホセAh! Si je t'aime, Carmen, Carmen tu m'aimeras縄を解くそこにズニガが戻ってくるカルメンはホセを突き飛ばし、客席に降りて逃げるホセは捕えられるが酔ったような笑いを浮かべた表情第1幕了そのまま第2幕へリーリャス・パスティアの酒場客席の通路をうろうろするズニガとモラレスのコンビ。ズニガはモラレスに帰れ!と怒鳴っている。舞台上中央にフラスキータとメルセデスが登場。フラスキータが最初歌いだすLes tringles des sistres tintaient すばらしいパワー!ド迫力ソプラノ。そしてメルセデスすばらしく陰影のあるメゾだ!いつの間にかしもて手前にカルメンも来ていて歌う三人で歌うLa danse au chant se mariait D'abord indécise et timide. Plus vive ensuite et plus rapide, Cela montait, montait, montait!迫力!かっこいい!ここでの女たちのダンスがすごい!昨年のオタゲイダンスを彷彿とさせるかっこよさ。酒場の主人、リーリャス・パスティアは先ほどの「H」加藤隼さん。Vivat! Vivat Escamillo! 花形スターの闘牛士、エスカミーヨの到着を告げる人々。エスカミーヨが颯爽と登場Votre toast, je peux vous le rendre女性たちが群がり全員気絶するこのエスカミーヨはものすごく自己顕示欲が強くてナルシスト。女性にキャーキャー言われるのが命。そのためには何でもする。「オ・レ!(俺)」が合言葉(爆)常に大山大輔さんの台本にはキーワードがあるんです。カルメンはそんなエスカミーヨを「バカなの?」と横目で見ている「お名前は?」「カルメン、でもカルメンシータでも、ご自由に!」エスカミーヨの求愛にも「はあ!?(怒)」という感じ。カルメンの頭の中には今はホセのことしかないのだ。閉店後に集合した密輸団の仲間ダンカイロ、レメンダード、フラスキータ、メルセデス。フラスキータはプレイボーイのダンカイロ(高橋 駿さん)に「女の匂いがする!」レメンダード(宮西 一弘さん)に「あんたにはしねえ!」(爆)Quand il s'agit de tromperie, De duperie, de volerieすばらしいアンサンブル!Voyonsと連呼するとこで全員ジャンプ(笑)彼らは次の仕事にカルメンを誘うがカルメンは新しい恋に忙しいカルメンは「ホ♥セ」とピンクで刺繍した横断幕を取り出して広げる(笑)。ファンクラブかい!Dragon d'Almanza!ホセの歌うアルカラの竜騎兵が聴こえてくるかっこいいです!「来たわ!」カルメンの顔が輝く。仲間たちはお邪魔虫ねといなくなるホセとカルメンホセが「お腹すいちゃった」カルメンはホセの空腹を満たしたいという願いを完全無視。カスタネットを取り出し踊りだす。La la la la la la la la la la la laトランペットの帰営ラッパが聞こえてくる「待ってくれ、カルメン」「帰らないと」カルメンは激怒する「とっとと帰りな」Je souffre de partir ... car jamais, Jamais femme「オレだってつらいんだ」「話を聞くんだ!」ついに来た、花の歌。ホセはしもてに立つ。La fleur que tu m'avais jetée,ものすごい緊張感の中、せつせつと歌うホセ。ホセはもうどんどんパワーアップして超デカ声に移行しているEt j'étais une chose à toi. 最後の難しい高音への上げもすべて胸声!キタ~~!すばらしい!Carmen, je t'aime!入り込んだ表情。もうホセに入り込んでいる秋山さん!喧嘩「おい、おい!」スニガが戻ってくる「おやおや」ホセを見て侮蔑する上官のスニガ。ここで胸バンバンガチムチ対決(前回の魔笛の続き(笑))これはもう爆笑しかないっしょ!緊張の頂点でこれですから。人々が来てズニガを拘束する。ダンカイロはズニガを刺し殺す(まね)種明かしにまた(笑)合唱死んだと思い込んで気絶していたズニガが目を覚ます第2幕了。ここで休憩。第3幕山の中。密輸団のアジト軍隊を脱走し、密輸団に心ならずも入ってしまったホセ。表情は浮かない。カルメンとの仲はもう冷えている。カルメンと少しでも話している男がいると近寄っていて引き剥がす。ダンカイロはホセに頭を冷やせ!というしぐさ。ここでも不条理な笑いが。ステージの中央にピンスポが当たっており、なぜかそこを通るとけつまずく(笑)。まさにミステリー・スポット。合唱すばらしい!かみてのホセと宮西さんのレメンダードのテノール声がひときわ響く。ダンカイロはホセに告げる。「お前は見張りだ。」フラスキータとメルセデスのカード占い。すばらしい!カルメンが現れ、自分も占う。カルメンのカードは「死」しか出ない。ここで頼りない道案内(加藤隼さん、何役やってる?)がミカエラを連れてくる。「道間違えちゃって…」と堂々と開き直る。ミカエラ一人。いよいよです。ミカエラのアリアJe dis que rien ne m'épouvanteすばらしい!美しくよく伸びる声どこまでも美しく感情が乗っているまさに世界レベルProtégez-moi! Seigneur!発砲ミカエラはかみて側の客席へ下りる階段のあたりに隠れるだれ?オ・レ!だれ?オ・レ!もう笑うしかないっしょ。エスカミーヨが来る。ホセがエスカミーヨと握手する。しかしエスカミーヨがカルメンを追ってきたと聞くと表情が一変する。Carmen!ここの二重唱も夢のようにすばらしい!戦いはやはりギャグ満載エスカミーヨはナイフを落とす。人々が止めに入るエスカミーヨは床に寝そべりながら。「うれしいよカルメン」カルメンは「はあ!?」という表情「君たちを闘牛に招待しよう」しかし落としたナイフを拾おうとするカルメン、エスカミーヨと手が触れる。その瞬間バッキューーーン(笑)また恋に落ちちゃったんですね。カルメン、わかりやす過ぎ。(爆)乙女のように恥じらいを浮かべたもじもじした表情。ホセのときと同じだ。カルメンは恋愛スイッチってのがあるんですね落としたものを拾うときに触れ合う手これってボエームじゃん(爆)エスカミーヨが去るホセのことをすっかり忘れてぽわわんとしているカルメンの後ろでフラスキータとメルセデスがあの「ホ♥セ」と刺繍した横断幕を広げている。振り返ったカルメンはびっくりしてそそくさとその布をしまう(笑)。ミカエラが見つかってしまう。「ミカエラ!」「お母様があなたを待ってるの。泣いているの。ホセいっしょに帰って!」驚いたことにカルメンは話にほだされて同情する表情になっている。なんていい人なんだ!行ったほうがいいわホセはおかしくなり始めていて絶叫する。Non, non, non je ne partirai pas!いやだ、絶対帰らないぞ!ものすごい歌唱!そう、ホセはこれですよ!ミカエラも負けてないまだ言わせて最後に!すごい!お母様は危篤なのあなたを許してから死にたいってホセの表情が変わるホセはミカエラの手を引いて去るそでからエスカミーヨの歌う声が聴こえてくる。カルメンがまた夢みる乙女の表情になるカルメンの恋は誰にも止められない。第4幕闘牛場の前の広場物売りたちが盛んにいろんなものを売っているA deux cuartosズニガがミカエラと腕を組んで現れ、ミカエラがオレンジを買う。紙袋をズニガに渡すと「重(おも!)」どんだけ怪力なんだミカエラ!いよいよ闘牛したちの登場!…ですが。やはりここでももう笑うしかない展開が…!Les voici! les voici! Voici la quadrille!カドリーユの登場シーンでなんともうエスカミーヨが堂々と行進!真似するズニガに民衆は「消えろ!」と歌うSaluons les hardis chulosまたエスカミーヨ行進Voici les banderilleros!またまたエスカミーヨ行進何度か出てきては戻ってはまた歩いていくという繰り返し本人もこれで6度目、というゼスチャー(爆)L'Espada! L'Espada!いよいよエスパーダ、エスカミーヨの本来の登場シーンしかし注目!すでにここで荒んだ姿のホセが登場しもてがわの客席に下りる階段の横にうずくまっている。Bravo! Viva! Bravo! Bravo!エスカミーヨとカルメンSi tu m'aimes, Carmen愛を囁く二人の会話をホセはすぐ真下で聞いているのだ。表情はうつろだ。エスカミーヨは闘牛場に向かうぽわわんとしているカルメンにフラスキータとメルセデスが警告するこれがまたしつこい。Prends garde!気をつけてね!何回やった?そのたびに大丈夫よと応えるカルメンいよいよ来ました最終シーン!C'est toi?C'est moiホセは立ち上がり優しく歌う。Je ne menace pas, j'implore, je supplieちょっと呆けたようにすでにおかしくなっているホセ過去のことは忘れて、やり直そうカルメンは理性的に拒絶するEntre nous tout est finiあんたとはもう終わったのよホセは悲痛に歌うCarmen, Il en est temps encoreお前を殺したくないカルメン殺すつもりなの?Non! Non! Non! Je ne céderai pasCarmen, Il en est temps encoreカルメンTu n'obtiendras rien de moi!ホセEt me sauver avec toi!ホセTu ne m'aimes donc plus?じゃあもう俺を愛してないのか?カルメンNon, je ne t'aime plusそう。愛してないの。ホセ俺はまだ愛しているんだホセ激しくEh bienAh! Ne me quitte pas, Carmen捨てないでくれ、カルメンカルメンLibre elle est née Et libre elle mourra闘牛場の歓声カルメンの表情が変わるどこに行くホセはカルメンのドレスの裾をつかむ放してだめだいやよあいつのとこに行くのか?好きなのか?そうよ je l'aime!愛してるの再び歓声ホセの絶叫Ainsi, le salut de mon âmeおまえのせいで俺は破滅だ Jamais!Eh bien! Frappe-moi donc Ou laisse-moi passer.じゃ刺せば?さもなきゃ行かせてホセPour la dernière fois, démonカルメンは指輪を抜き取り投げ返す指輪はホセの足元に転がるホセはカルメンに抱きつくそして腹を刺すカルメンが倒れるカルメンはかみてで死んでいるホセは中央に立ったまま。闘牛場から熱狂して出てきた群集が次々にホセにぶつかっていく。ホセは叫ぶが誰も気づかないVous pouvez m'arrêter C'est moi qui l'ai tuée立ち尽くすホセ、カルメンに駆け寄りもせず呆然と。Ah! Carmen! Ma Carmen adorée!全幕了でもこれで終わりではありません。あんなに入り込んでいた二人ですがカーテンコールでは無邪気に踊りますそうです、オタゲイ?ダンスの復活です。ものすごい身軽な振り付けの方のダンスにも瞠目でした。ぜひぜひこのダンスだけ動画にして流して欲しいです!来年も期待しています。おつかれさまでした!