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テーマ:今日の出来事(292875)
カテゴリ:小さな幸せ
白い衣に包まれ、大事に温められてきた君・・・
その衣を剥がされた君は凄く濡れていたね 僕はその濡れた部分に指先を入れた 「あぁ・・・だめ・・・」 かすれた声が聞こえてくる 構わず更に奥まで入れてみた 「そんなにしたら、こわれちゃうよ・・・」 力のない声でささやく 僕は一旦やめ、代わりの物を探した そして、手頃な棒状の物を見つけ濡れた部分へと入れてみた 「・・・そっとね」 小さくささやく ゆっくりとその棒を押し込んでいく 「凄い・・・」 驚くほど奥まで入っていく そして、洪水のように溢れ出す 「もっと、奥まで・・・」 そう言われても・・・ もう棒は、付け根まで入ってしまっている 仕方ないので動かす事にした 「・・・いきそう」 勢いづいた僕は激しく動かす 「いっ・・・いくぅ・・・」 次の瞬間 『スゴゴゴゴォ~』 轟音と共に詰まっていた水が一気に流れ出す 「いったぁ~」 「ふぅ・・・やっと流れてくれたよ・・・」 前日の豪雨で雪(白い衣)が解けたのは良かったのだが あまりにも降りすぎて、工事中のパイプが詰まってしまい 上に乗っかってる泥(濡れた部分)を突付いていたのだが 脇から水が溢れたりして濡れすぎてしまい四苦八苦 何とか指先で場所を探り出し、近くに落ちてる棒で突付いてみた その結果、無事に詰まりは取れ、水が流れ出したのである 以上、風邪気味で力なく、かすれた声の後輩とのやり取りでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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