|
テーマ:障害児と生きる日常(4432)
カテゴリ:カテゴリ未分類
「哲ちゃん」画家岩下哲士さんと知り合い・・もう15年になります。
先日お便りが届き”哲ちゃんのお遍路”の案内を見てココロ癒され、素晴らしい、哲ちゃんの事を今回は日記にしてみます。 彼は1969年仮死状態で生まれ、8日間酸素を口にあてがわれ集中治療室で治療。 1歳3ヶ月で突然の高熱に襲われ、急性小児片マヒと診断される。以後、その 後遺症で頭から足まで左半分にマヒが残ることになる。養護学校高等部の時には 増田正三郎先生の絵画教室に入門する。増田先生は”哲士君は素朴な心と、感受性をいつまでも失っていません・・”こんな感想を残している。18歳の時には京都嵯峨野・常寂光寺にて第1回の個展を開く。哲ちゃんは仏像が好きで、仏さまの絵をたくさん描いていた。当時進路の問題で、彼は「お寺の仕事をしたい・・」と話していた。そのお寺での個展を陰で支えていた人が、哲ちゃんが幼稚園の時に慢性硬膜下血腫を手術した担当医の前田行雄先生でした。1983年24歳の時にNHKスペシャル人体「脳と心ー脳が世界をつくる~知覚~」に出演。2002年33歳では「山中湖岩下哲士アトリエ館」が開館。同年・・中学校教科書「美術」に作品が採用される。 2005年36歳で小学校教科書「図画工作」に作品が採用される。 今回のお遍路の旅は2003年早春から描いた作品です。道端にあるお地蔵さま、 草花や小さな生き物・・哲ちゃんが感じた・全てを・迷いもなく・力強く一点一点 ココロで描き上げた素晴らしい展覧会です。各地の展覧会では、哲ちゃんが描いた 作品に感動して手を合わせ・・命のエネルギーを感じる人達の姿がよく見られます。 送られたチラシには、”哲ちゃんと行く「いのち」と対話する旅”このような タイトルが大きく書いてありました。 哲ちゃんのご両親と、彼を応援している人達の”ココロ温かい声援”がいつも、小生のココロに響いて来ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|