夢の後先

先日の話ですが、こいのぼりを出しました。
ベランダに飾れる小さな鯉のぼり。

ユウは「お魚！　お魚出して！！」と騒ぎ、飾られた鯉のぼりを見ては満足げです。
なんでかなぁと思ったら幼稚園で鯉のぼりを作ったのがきっかけだったようです。

なんにせよ喜んでもらえてよかったなぁと、母も満足しておりました。
飾ったその晩に雨が降りましたが……。
ちょろっと外に出しておいたんですよね。
そのほうが風を少しでも受けるかなと思って。

せっかくの鯉のぼり、汚れてしまったかなぁなんて不毛なことを考えて。
もともと屋外に飾るものだから、雨を気にしたりしちゃいけないんですが。

その昔、教科書で陰暦で行事を考えると納得するという話があって。
その中で、今の5月に鯉のぼりと考えるとなんで鯉なのか不思議な感がするが、陰暦の5月は梅雨の時期で、まさに天に向かって上っていく勇ましい鯉に納得するといったようなことが書いてありました。
そうだなぁ。そんなものかもしれないなぁ。

ということは雨が降るというのは、鯉にとってはまさに泳ぐ姿で嬉しいものなのかもしれないなぁ、などと自分を慰めてみる。

なんだか体調のすっきりしない春。
鯉のぼりが小さく泳ぐ姿が妙にいとしいです。