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カテゴリ:投資
今週は週間を通じて189円高となって終了した。一応ではあるが、ギリシャのデフォルトが回避された事により、各国のマーケットが大きく上昇した事が要因だ。 今度はアメリカの国債発行高の上限を上げる法律が議会を通過出来るのかが焦点になりそうだ。 未だに与党と野党との間には深い溝があり、最近ではその溝が深まっている雰囲気もあるが、多分ギリギリのタイミングで通過する事になると思っている。仮に通過出来なかった場合には、部分的なデフォルトという事態になり、国債も格下げされる事になるという。 そうなれば、ドルの価値はますます下落してしまい、世界からの信認も落ちてしまうだろう。 そんな事をしてもアメリカに何の得もない。もし議員達が賢ければ、そんな選択は採らないはずだ。 経済状況は、まだまだ安心できる状況にはない。 相変わらず、貧乏暇なしの状況が続いている。出来るだけ日曜日は仕事をしない様に心がけているが、歳の性なのか疲労感が週毎に増加しているのを感じる。 最近のゼネコンは本当にデタラメだ。昔の様な管理能力も無ければ、人の技量レベルは素人レベルにひとしい。 こんな状況で、大規模な再開発プロジェクトなどを実施しているから驚きだ。 実務はサブコンにまる投げで、作業工程なども当初から物理的に破綻しているものが、工事長の印鑑が押されてまかり通っている。当然ながら工程に遅れが生じると、無理矢理な突貫工事を要求してきて、問題が発生すればサブコンに責任を転嫁してくる。 一体、彼らの存在価値は何だ? ゼネコンは施主から受注した当事者であるはずだが、最近はそんな自覚も無い様だ。安く下請けを叩いて利益を出している様だが、『物』の『質』は値段相応である事を忘れていないだろうか? 下請けも自衛策の為に、ゼネコンに解らない様な手抜きが行われているとも聞く。見た目は立派に見える住宅が欠陥だらけだったという話を良く聞くが、大規模プロジェクトであろうと、多分構造は同じだ。 安かろう、悪かろう、見た目だけは立派という、施主にとっては最も嬉しくない状況が生まれている。 まあ、姉歯問題を超える様な社会的に大きな問題が発生しないと、結局何も変わらないだろうが・・・ かつての予想通り、夢も希望も無い業界になってしまったものだ。 週末のNYは168ドル高、CMEは140円高となっている。週明けは1万円を回復する事ができるだろうか? ↑ よろしかったら押してくださいな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年07月04日 00時09分20秒
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