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カテゴリ:思うこと 願うこと
日経夕刊の最終面「こころの玉手箱」
昨日は夕刊休刊日でしたから今日が今週の第一回目。作家の出久根達郎先生がお書きになっています。青色が引用部 1959(昭和34)年3月30日に、「集団就職」の一員として上京しました。 (中略) 就職先は中央区月島の文雅堂書店です。古書店とは知らなかった。 ここでビックリした点がふたつ。 まず、出久根先生のご出身地、茨城県北浦村(現・行方市)でも集団就職あったのかということ。かなーり雑な把握だけど、北浦って鹿島スタジアムの上のあたりでしょ。 まあそこから毎日東京に通うのは無理だけど。 もう一つは昭和30年代には古本屋さんが新卒を受け入れていた、という点。 たとえ「中卒を一人」だとしても街の古本屋が職業教育の一端を請け負っていた、と言うことですよ。いまは大企業ですら自分のところで人を育てることをしなくなっちゃいましたもんね。 さて、コラムには二段真ん中あたりからゾクッとする文章が載っています。 夜学に通わせてくれ、と主人の高橋太一さんに頼んだんです。学校に行く必要はないって言うんです。この店にある本が教師で、古書店が学校だ、と言う。この学校は高校、大学、いや、それ以上のレベルの総合学校だって。一生かかっても学びきれない。 入学は簡単だけど、卒業は死ぬ時だって。本の数だけ教師がいて学校があると言ったな。 はああ、、、何と言うオレだけに向けられたメッセージ(いや、新聞のコラムだから) 今、挑戦している「情報処理技術者試験」はあくまでも資格取得が目的。だから資格取得のための勉強をしています。 でも、、、本当の勉強、、、(むう、ここは学習と言うべきだな)学習はそうではないはず。 学ぶこと、それ自体が目的でどんどん知識を取り込み、あれこれ自分で考えていく。 すると、、、 それまで、いまいち理解できていないままだったところが、ある朝、理解できている。 バラバラに覚えていた複数の事柄について、実はそれらが不可分の関係だったことに突然気付く。構造そのもの、仕組みそのものをまさに実感できる。 これってメッチャ快感なんですよね。オレはその快感をもっと味わいたい。もっともっと味わいたい。 ということで自分の会社の組織替えをして10月からもっと学習時間を確保しようとあれこれ画策しております。 当然、他人に仕事を押し付けて報酬は今まで通りオレが貰うぜ、は通らない話。 仕事がうまーく廻るまで自分の収入はゼロになっちゃうかも。 でもそれでもOKですよ。まずは10月21日の情報セキュリティスペシャリスト試験のラストスパート。 首尾よく目標を達成したら、自分にとってそこからが本当の学習開始。そこからずっと続きます。 もちろん家族の介護の都合などあって実際の社会人向け大学院への入学は無理だろう。 それもまあ、モウマンタイ。 学校にはもう入学している、と思えばヨロシ。留年は、、、多分ない。だからあせらず怠けずで。 卒業は死ぬ時ですよ。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月22日 08時55分03秒
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