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テーマ:映画ニュース(1430)
カテゴリ:思うこと 願うこと
町山智浩氏がツイッターにて「観客を騙す日本の映画宣伝」について苦言を呈しておられます。
「ワールド・ウォーZ」は本当はこういう映画です 「ワールドウォーZ」は日本ではゾンビ映画なのを隠してるのか。「プロメテウス」がエイリアン・シリーズなのを隠してたけど、そういうことばかりしていると「映画の宣伝は嘘ばかりで信じられない」という不信感を生むだけなのに。 いや、あの、えーと。映画の宣伝ってそんなものでは。 「全米が泣いた」って、本当にアメリカ人全員が泣いたわけじゃなし。 そもそも「昔の見世物小屋→今の映画」なら、 「ハッタリまみれの口上→意図的な誤解を招く宣伝」もあり得るのでは、と思うんですが。 (良いか悪いかは別として) 昔の邦題(007危機一発、とかさ)の付け方から始まってどんなイメージで売るか、というのも映画の販売戦略ではないんですかねー。 もちろん「ああっ、宣伝に騙された~」ということはあります。自分も今まで随分と騙されました。 凄かったのは「LOOK」という映画。公式サイトはここ。 あおりの文句は 「あなたも、見られている。 全米3000万台の監視カメラが捉えた衝撃の決定的瞬間! 人々は安全と引き換えにプライバシーを捨てた。」 で、予告編はこれ↓ まあ、見てくださいな 「ボウリング・フォー・コロンバイン」のあと、「スーパーサイズ・ミー」のあと、この宣伝でしょ。 てっきり監督自らが騒動を起こしたり被験者になったりするドキュメンタリーなのかな、と。 上映が始まって自分の勘違いに気付いた時、本当に客席からずり落ちそうになりましたもん。 「ぐは。この映画、ガチンコ・ファイトクラブじゃんかよ!!」って(泣) かなりのお客さんが同じように勘違いをされていたようでYahoo映画には「宣伝方法がおかしい」と言う怒りのレビューが並んでいました。 でもねえ。 「スティング」の最後のタネ明かしだって、つまりは観客へのひっかけ。 それが映画の上映前から始まっていた、ということではないでしょうか。 自分は騙されるのも映画の楽しみのうちだと思うんですけど。 映画ってそもそも嘘だから。 (ドキュメンタリーであっても真実の一部をフレームアップしているだけですよね) にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月06日 18時21分29秒
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