ラインケ狐の日記

最近、自分のブラウザの行く先々で表示されまくっている広告↓です。YouTubeでも画面下にポップアップされてウザいのなんの。

テレビでもガンガンCM流している名刺管理ソフト。これね。
0:14～
若手社員「その田中さんなら、ボク面識ありまして」
松重部長「なんだと」
若手社員「地元の釣り仲間で」
松重部長「名刺交換は？」～以下略～

えー、こんなことってあるかー？　ないだろー

だってさあ。
このCMのようなことやったら個人の人間関係が壊れるよ。
釣り仲間のツテ（そんなとこで会社の名刺撒くなよ、とは思いますが）で「B to C」ならともかく「B to B」の商談ってあんた。

新規で取引しようということならお互いに「納期、納価、取引条件、提供サービスレベル」は当然ながら従来の相手よりも厳しくなるはず。
まさか「XX君の釣り仲間だから契約は甘々でいこう」とはならないっしょ。

もちろん相手だって通常の取引以上のメリットを期待しています。
だから相手によっぽど良いことがなければ「なんだよ、せっかくお宅と取引したのに！」となりますわな。
個人の大事な人間関係が簡単に壊れちゃう。それが何より怖い。

実際にはこのSansanのクラウド名刺管理サービス、人名でその人の動きをトレースしよう、というのが目的なのかも。
転職、転勤だけでなく部署変更、役職変更など名刺の情報は陳腐化しやすいですからね。
あと暴力団のフロント企業関係者を排除するため、とか。

なんにせよこのCMみたいなやり方は誰かが傷付く、何かが壊れる。ニッセイのおばちゃんだってもうそんな商売やらねーよ、と思ったりするわけです。


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