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テーマ:落語!&演芸!(1487)
カテゴリ:思うこと 願うこと
本日、1月15日の7時に配信されたWEBニュースです。
ビートたけし、昔よりも今の若手漫才の方が絶対面白いと語る - NEWSポストセブン 記事文中より一部を抜粋(行替適宜) お世辞や謙遜でもなんでもなくて、正直オイラが漫才をバリバリやってた時代より、今の若手の実力あるヤツラの漫才のほうが、絶対面白いと思うよ。そういうヤツラに上から目線で物申すのは、カンベンだぜってね。 それに同じ漫才でも、オイラがやってた頃のものと今のものじゃ、ゼンゼン「質」が違うんだよな。 まず「尺」が違うからね。 オイラの時代の漫才は、テレビでは7分程度、寄席やストリップ小屋の舞台じゃ15分はやってたんだよ。だけど今のお笑い番組を見てると、ネタは大体4~5分にまとまってるよな。 だから、やり方もまったく違ってくるんだよ。 オイラの頃は、テレビにしても舞台にしても、漫才を始めながら客の顔を見て場の空気を読んで、前振りやスジ振りをしっかりやって、余計な脱線を挟んで温めていって、ってことをステージの上でやってたわけ。 だから客のほうも聞いてるうちにジワジワ面白くなってくるし、芸人のほうもドンドン乗ってくるっていう「流れ」が大事だったんだよ。 ビートたけしの言う「昔よりも今の若手漫才の方が絶対面白い」とは今のメディアでは今のネタ展開のやり方が合っている、ってことなんでしょうね。 今じゃ寄席や劇場で漫才をじっくり楽しむ、なんて人は少数ですから。 吉本には客入っているようですがあれってそのまま中継できるテレビ向けのテンポですもん。 あとねえ、 YouTubeとか動画サイトの影響も大きいと思うんです。YouTubeで再生する時、尺が10分以上あると、「長めだなあ」とか思うようになっちゃいました。 だけどね、 作家さんが書いた作品を時間をかけて完成させていく、みたいな漫才もいいもんですよ。 たとえばこれ↓ 夢路いとし・喜味こいし師匠の「我が家の湾岸戦争」 実は自分が一番好きなバージョンはこれじゃあない。でもそれはまたどっかのDVDなり動画なりで出会える筈。 刈り込んで整理したり、逆に新たな枝葉を付け加えたり。そうやって時間をたっぷりかけて繰り返し演じて出し物に磨きをかけていく。 そんな漫才は今でもなおぶっちぎりに面白いんです。 もちろんビートたけしはそんなこと誰よりも判っていての冒頭の発言なんだと思いますが。 ということで自分も随分前に買ったコレです↓
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最終更新日
2014年05月04日 15時26分49秒
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