秋の夜長
秋の夜長にはジャズが最適です。 最近気に入ってるのが、つい先日中古で買った『ART 'N' ZOOT』。 このアルバム全然知らなかったんですが、アート・ペッパー名義だったんで買ってみたんです。 帰ってから、雑誌『ジャズ批評』のアート・ペッパー特集号で調べたら、最晩年の作で、「音程が合ってない」だの「痛々しい」だの、けっこう厳しい評価でした。 でも、私、演奏の善し悪しなんてイマイチよく分からないので、全然OK。 ただし、アート名義なのに、実際にアートが吹いてるのは全6曲中半分の3曲だけなんです。共演したズート・シムズより、アート・パッパーの方が知名度が高いから、そっちをメイン扱いにしてるのかな?ソレってある意味(ってかモロに)羊頭狗肉ですよね。 で、ズート・シムズを聴くのはこのアルバムが初めてでしたが、コレがスゴくかっこイイんですよ。そういう意味でも全然OK。 ロック、ポップでも何度も感じてるコトなんで、今さら言うまでもないんですが、レビューで評価が低くても個人的に気にいっちゃうってパターンが多々あるので、結局信じられるのは自分の耳(感性)ってコトですよね。