はしご
ピーター・ハミルのライヴの感動も冷めやらぬままケツカッチンで移動し、別のライヴイヴェントを見て回った。 『ミュージックライン千住 はしごライブ』 北千住の駅前の飲み屋6店舗がそれぞれジャズ。ロック、ブルース、民族音楽などいろいろなジャンルのミュージシャンを喚んで、同時展開でライヴを行う企画。共通チケットで好きなライヴを自由に見ることができる。 我々はまずジャズのピアノトリオを見ようと「バードランド」という店に入ったが、なんとバンドリーダーの清水絵里子が体調不良で欠席、急遽ゲスト参加だった峰厚介を中心としたサックストリオ(リズム隊は江藤良人、井野信義)となった、…が、これはこれで非常に良かった。ピアノレスの編成だとむしろ自由度が増すので、サックスの奔放なソロがたっぷり聴けるから。これは昔からソニー・ロリンズなどによくあるパターン。 2軒目は「コバガーデン」。ここではピアノ&ヴォーカルの古川奈都子を中心としたクァルテットを見た。こちらの演奏はゴキゲンなニューオリンズスタイル。サウンド同様、M.C.も非常に明るく楽しいライヴだった。 そして3軒目は「コズミックソウル」に移動。最後の最後にとんでもないものを見た。モーテン、松原東洋、ウィリアムトリオ。説明不可能な前衛ユニットによる意味不明なパフォーマンスに、個人的には終始笑ってしまった。終了後にこの店で5人で飲み直していたら、店長が出演者とのコラボレイションで生ホーミーを聴かせてくれた。詳しいことは知らないが、とにかくすごいわざだった。(笑) ということで、盛りだくさんな1日だった。