CD購入総括2011
今年買ったCDは119枚。ボーナスDVD付き等を2枚とカウントしなければ、ちょうど100枚。 例年になく非常によく我慢して買い控えることができたと思う。昨年と比べても激減と言っていい。これは快挙だ。 その100枚の中で、今年出た新作で買ったものは18枚。 まず、洋楽は12枚。 WIRE / RED BARKED TREE R.E.M. / COLLAPSE INTO NOW VAN DER GRAAF GENERATOR / 違心伝新 JOHN FOXX AND THEO TRAVIS / TORN SUNSET YES / FLY FROM HERE KATE BUSH / DIRECTOR'S CUT NICK LOWE / OLD MAGIC PETER HAMMILL / PNO GTR VOX THOMAS DOLBY / A MAP OF FLOATING CITY THE BEACH BOYS / SMiLE PETER GABRIEL / NEW BLOOD KATE BUSH / 雪のための50の言葉 2度目の再結成後ワイアーは、実はコンスタントに新作を出している。ヴァラエティに富んだ楽曲が並ぶこれは、アルバム全体の完成度は過去最高かも。 かつてそのワイアーをカヴァーしてたこともあるR.E.M.の突然の解散は、音楽関係では今年一番のショックだった。結果的にラストアルバムとなってしまったこれは、納得の大傑作。 ハミルはバンドとしての新作を出したばかりか、来日に併せてソロの弾き語りライヴ2枚組まで出してくれた。ありがたや~。 ジョン・フォックスのはまたしてもアンビエント系。悪くはないのだが、そろそろ歌ものを出して欲しいところだ。 イエスはジョン抜きだと言うのでちょっと心配したものの、トレヴァー・ホーンがそれを補ってあまりあるプロデュース。もちろんジョンのヴォーカルの方が良いのだが、全然大丈夫。 ケイト・ブッシュはセルフリメイクが出ただけで喜んでいたら、ちゃんと新作まで!かつてのエキセントリックさを控えることによって、深みが増している。 深みが増すと言えばニック・ロウ。どんどん地味~に渋~くなっていて、つくづく良い歳の取り方をしているなぁと。 トーマス・ドルビーの新作が出たことは、今年一番の寝耳に水の喜び。近年ライヴアルバム等は出していたようだが、まさかちゃんと新曲を揃えてフルアルバムを出してくれるとは。 ビーチ・ボーイズのこれに関しては、おそらく多くのファンが客観的な評価を下せないだろう。出ただけでありがたいと言うしかない幻の名盤。 ゲイブリエルは、昨年のカヴァーに続いて今年はセルフリメイクと、ケイトやハミル同様、短いスパンでアルバムを出してくれて嬉しい限りだ。内容もすさまじいし。 さらに、国内のものは6枚 UNICORN / Z MONOBRIGHT / ACME THE COLLECTORS / 地球の歩き方 山中千尋 / REMINISCENCE ANALOGFISH / 荒野 LITE / FOR ALL THE INNOCENCE ユニコーンは、まさかの再結成盤『CHAMBRE』が出た時ほどの衝撃ではないものの、さすがに遊び心は群を抜いている。 モノブライトは次女経由で先行シングルを何曲か随時聴いていたが、待望のフルアルバムはやはり最高だった。 コレクターズは、数年前に開き直ってからというもの、ずっと快進撃を続けている。このアルバムをひっさげての30周年記念ライヴは本当に感動した。 唯一のジャズ系、山中千尋さん。今まで全部中古で揃えてきたが、新年早々たまたまインストアライヴを見て握手してもらったため、新作はついに新品で買ってしまった。 アナログフィッシュは、二人のソングライターの楽曲のバランスは明らかに崩れたけれど、アルバムのトータル性と言う点ではむしろ最高傑作なのではないか。このアルバム発表後の日比谷野音がとにかくヤヴァかった。R.E.M.なき今、最も大衆を扇動できるバンド(嘘) ライトは、キーボードやコーラス等を入れて徐々にソフィスティケイトされてきている感じがするが、相変わらずスリリングなサウンドでしびれた。 どれもこれも傑作ばかりで序列など付けられないが、無理矢理今年のNo.1を選ぶとしたら…、 意外とアナログフィッシュでイイかも。 さて、来年の抱負は、 さらにもっと買わない方向で。目指せ二桁!