CD購入~ジャズ
次女の志望校のオープンキャンパスに同行し、帰りは離脱、タワレコ3倍ポイントにつきやっとお目当ての新作を買いに。●山中千尋の『BECAUSE』 先日出た最新作をやっと買えた。 タイトルからも分かるように、ビートルズのカヴァー中心の作品。 元々ジャズマニアではなく、ビートルズから入って長年洋楽マニアだった私としては相当キビしいスタンスになるはずだが、このアプローチは全然OK。 大好きなビートルズの楽曲が、全く違ったリズム感覚でテーマとして奏でられ、アドリブに入ると原曲を忘れるほどの自由な展開を見せ、そしてまたテーマに戻り…、 これって例えば、ハービー・ハンコックの『THE NEW STANDERD』に近い感覚なのかなと勝手に思った。 山中千尋さんの新作だけ買ってすぐ帰るつもりだったが、ついついディスクユニオンのジャズ館に寄って中古CDも何枚か買ってしまった。●タッド・ダメロンとジョン・コルトレーンの『MATING CALL』 コルトレーンがメインの名義ではなかったのでスルーしそうになったが、帯の宣伝文句を読んだら無性に聴きたくなった。 コルトレーンのためにタッド・ダメロンが書いたという「Soultrane」が特にすばらしい。●グラント・グリーンの『GRANT'S FIRST STAND』 タイトル通りこの人の1stアルバム。 ギタートリオらしく、本人だけでなくオルガンのベイビー・フェイス・ウィレットという人のプレイがなかなか印象的だが、不勉強につき全然知らない人だった。●マッコイ・タイナーの『GUITARS』 2008年に出たものを未開封新品でけっこう安く見つけた。 マッコイなのに何でギター?と思ったら、曲によって、マーク・リボー、ジョン・スコフィールド、ビル・フリーゼルといったギタリストを入れたコラボ企画だった。 曲は「Mr.PC」やら「My Favorite Things」やら「Greensleeves」やら、コルトレーンのレパートリーをしっかり盛り込んでいる。 しかもリズム隊がロン・カーター&ジャック・ディジョネットなので、まったくノーチェックのアルバムだったが無性に食指が動き買ってしまった。 で、演奏も文句なし。勢いで買って良かった。