ロジャー・マッギン来日
ロジャー・マッギンが来日したので、次女と見に行った。 招聘元がヴィニールだったのでてっきり前座があるかと思いきや、舞台袖からリッケンをかき鳴らして歌いながらご本人が登場〜。 ハットにベストのおしゃれなお召し物で、いきなり必殺の「My Back Pages」 からの「イージー・ライダーのバラード」で、 その後も「霧の5次元」やら「Mr. Spaceman」やら「リムニーのベル」やら。 で、15分の休憩を挟んでからがもっとスゴくて、 後半戦はこれまたキラーチューンの「ロックン・ロール・スター」で幕を開け、 この曲がむしろトム・ペティのカヴァーで有名だと謙遜気味に語った後、おもむろにそのトム・ペティの「American Girl」をカヴァー返しするという茶目っ気。 カヴァーと言えば、一瞬だけビートルズの「抱きしめたい」を演ってすぐやめちゃったり、「Mr. Tambourine Man」をディランのものマネでサワリだけやった後に。ちゃんとバーズヴァージョンでやり直すとか、もう自由自在。 そして「Turn! Turn! Turn!」からの「霧の8マイル」で会場は興奮のるつぼ。 「霧の8マイル」のギタープレイは超絶過ぎて、意味がわからなかった。 さらにアンコールは「すっきりしたぜ」を歌いながら再登場! あまりにも夢のような状況に呆然となりながらも、サビは涙目で合唱した。 ポールやブライアンに匹敵するロック界のリジェンドなのに、こんなキャパの会場でこんな距離感で見られるのはありがたいような歯がゆいような…。 とにかく大感動のステージだった。