ミュシャ展
海外出張の振り替えで『ミュシャ展』を見に行った。 駅からの通路を上がっていくと平日にも関わらず混んでいて、チケットを買うまでなんと50分待ち。長蛇の列に並んでやっと入場できた。 中に入ると思い切って広くスペースが取ってあり、超巨大なミュシャの油絵が全方向に展示されていた。 これがあまりにも壮観で、言葉を失うと言うより、ひたすら「スゲェ!スゲェ!」としか言えなくなった。 ミュシャと言えば一連のイラスト風のポスターのイメージが強く、これまで何度かそういった作品中心の展覧会は見ていたが、 こんなにデカいのを一気に見たことはなかったので、ホントに衝撃を受けた。 もちろんただデカいだけじゃなくて、レイアウトがいちいちスゴい。マジで完璧な構成力。 その多くが、自身のルーツであるスラブ系の民族の歴史を描き切った大作だそうで、魂込めてる感じがひしひしと伝わって来る。 こういう言い方をすると語弊がありそうだが、敢えて言おう。 ミュシャを見直した。 そんな、ひと味もふた味も違うミュシャ展だった。