映画鑑賞〜ロケットマン
エルトン・ジョンの『ロケットマン』を観に行った。70年代に一世を風靡したスーパースターの光と影。例えばバーニーとの友情とか、同性愛とか、もう少し焦点を絞っても良かったかなと思ったりもしたが、なにしろ本人のキャリアがエピソードてんこ盛りなので、波乱万丈な半生を駆け足で追った感じ。それでも、本人の名曲の数々がストーリー展開の中で随時ミュージカル的に使われていく構成は見事で、さながらグレイテストヒッツのMV集。さらに歴代の衣装とメガネも加わるという、私のような往年のファンにとっては十分楽しめる作品だった。あと、エルトン役のタロン・エガートンは、キングスマンのシリーズでは個人的にそれほど魅力を感じていなかったのだが、今回は予想外のハマり方で、なかなか良かったし、肝心の歌のほうも相当がんばっていたと思う。