映画鑑賞〜イントゥ・ザ・インフェルノ
妻の誕生日だったので、自宅でネットで映画を観た。●ヘルツォークの『イントゥ・ザ・インフェルノ』若い頃に観た『アギーレ』や『ノスフェラトゥ』で、とんでもなくスゴい監督だと認識していたハズだったが、『10ミニッツ・オールダー』のショートフィルム以降、別の側面のスゴさをひしひしとと感じていて…、何が言いたいかというと、つまり、この人のもう一つの(あるいは本当の)才能は、ドキュメンタリーにおいて発揮されるのではないかと。例えば『問いかける焦土』とか『洞窟壁画』とか。で、今回のこれ。使われてる映像は、必ずしもこの映画のために撮られたものではなく、いろんな人たちによる記録的なものも多いんだけど、それを巧みに盛り込んで一本化していく編集の妙。今回のために撮った部分(本人も出演)における、そこはかとないユーモア?破天荒で怖いのかと思いきや、ドイツ人的なきっちりした感じと、詩人的資質が同居してたり、とにかく、見どころの多過ぎる作品だった。