北帰行が始まった
昨年より5日遅く,鶴の北帰行が始まった。今年は鳥インフルエンザの影響で,観光客はシャットアウトされツルさんたちは見世物にならずのんびり出来ただろう。これから暖かくなるにつれて,グループで生まれ故郷のシベリアへ帰っていく。問題は,飛行経路の休憩地である韓国・北朝鮮で鳥インフルエンザが流行っていることだ。こちらで感染しなくても休憩地で感染する危険性が非常に高い。保菌鶴が無事にシベリアに帰り着き発病する可能性もあるし,また南に向かう他の渡り鳥に伝染する可能性もある。そうすると鳥インフルエンザが世界中に広まってしまう,そのようにならないことを祈りたい。こちらの養鶏の農家で発生した鳥インフルは,他の農家での発生は見られず移動制限区域が半径5kmに縮小され,卵や鶏肉の出荷が出来るようになった。現在のところ被害は最小限に食い止められてはいるが,まだまだ予断は許されない。画像は,国道447号線の消毒ポイント遠景。