のんびり主婦の読んで、観て、趣味日記。

[小説＆絵本・童話のはなし] カテゴリの記事

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  レイクサイド～東野圭吾～

  レイクサイド東野作品を初めて読んでみました。直木賞受賞＆「白夜行」効果で図書館は東野作品激減で、残っている本は４・５冊でどれも知らないタイトルの中でこの「レイクサイド」は映画化された作品ではないか？という不確かな記憶から選んでみました。まず、読み始めて思ったのは「意外に読みやすい！」かな？もっと読むのに時間のかかるような文体なのかなぁ？というイメージがあったのですが、２・３時間で読めました。この作品が東野作品の中でいつ頃のものなのか不明だし、他の作品もまだ読んでないのでどんな感じなのかはわかりませんが１冊目で挫折する事なく「他の作品も読んでみたい！」と思えるものだったので選んで良かったかな。ストーリーは、主人公「並木俊介」は子どものお受験合宿の為にある湖の近くの別荘に向かっていた。たどり着いた別荘には俊介の妻を始め目的を同じにした友達夫婦などの親子４組と講師がいた。俊介には「お受験」に対する違和感を感じるが、子どもが妻の連れ子であるという事実が、妻やその仲間の夫婦との間には溝があり、妻に対するある疑惑も解明する為に彼らの行動にも思うところがあった。が、その別荘に俊介の愛人がやってきた事で事態は思わぬ方向に・・・。彼が居ない間に起こった殺人事件。犯人は彼の妻であり、彼女を守るため彼らは結束して死体を湖に沈めようと・・・・。彼らの異様なまでの結束に違和感を感じつつもそれに従がっていたが、俊介は次第に彼らの嘘と真実に迫っていく・・・・。読んだ感想は、「親の心理の痛いところをついている話だなぁ。」と。（笑）はっきり言って勝手な親達の集まり。でもある１点については子を持つ親の心理としてはあり得るんだろうなぁ、って判る気はする。主人公は血のつながらない息子と本当の親子のようになる為の努力としてこの合宿に参加したんだけれど（他の目的もあったのだけど）「血のつながった親子の間では努力など必要ないのだ。」と言われてしまう。血のつながらない親子だから「私達の気持ちは理解してもらえないのだ。」とも言われてしまう。彼のとろうとする行動は正しいはずなのにほんのささいな出来事で彼の信念もゆらぐ・・・。当然読んでいて主人公がごくまともな反応していて他の親がおかしいと思う。それでも自分ならどうするのか？って最後に思わせられる。家族のあり方について考えさせられるなぁ。現代社会の家庭環境の問題をどーんって突きつけれちゃった感じ。家族の再生の話とも受け取れるかもしれないけれど、その為に人が死んでいる事を考えると・・・・。う～ん、ネタバレにならないように感想を書こうとすると難しい（笑）ネタバレっぽくなってしまった気もするし。。。この作品のラストは納得いく人といかない人に分かれる作品だと思います。私は「まぁそうなっちゃうかな。」という納得しつつも愛人が気の毒に感じました。

  March 26, 2006

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  はらぺこあおむし～エリック・カール～

  はらぺこあおむし改訂新版絵本と言えば定番中の定番でしょうか。子どもが幼稚園のクリスマス発表会で歌った作品。幼稚園の出し物？でも定番のようですね。絵本がまんま歌になっていて（絵本を買った時ビックリｗ）、子どもたちがみんなで描いたあおむしの絵や食べ物を歌詞の順番に持ってきて歌って、って感じで園では披露していました。私の両親からのクリスマスプレゼントとして絵本を探していた時に、「せっかく発表会で歌った作品だから。。。」と購入。でも、これ買うのすっごくすっごく悩みました。何故なら、私は物心ついた頃から、あおむし・毛虫・イモムシが大の大の苦手だから！！（笑）もう本っ当にダメ！嫌いですむならそれでいいけど、とにかく力関係？で言ったら　「私＜あおむし軍団」？みたいな・・・。前世はあおむし軍団に食べられた葉っぱだったにちがいない！若かりし頃は「この世があおむし軍団に征服されたら１日として生きていられまい！」と思いつめた事があったくらい・・・。（いや、マジで！！）ってぐらい苦手で絵本といえども躊躇いがかなりありました！まぁ、それでも子どもがせっかく歌ったんだから・・・と買っては見たもののやっと最近慣れました（笑）これは別の生き物と・・・。話は横にそれちゃいましたが、この絵本いろんな大きさで販売されているようで、取りあえず子どもが手に取りやすい大きさとしかけ絵本的な遊びがあったのでこの改訂版を購入。あおむしが日曜日に生まれて月曜日からいろんな果物を食べるのですが、いちごの真ん中にあおむしが食べたような穴が開いていたり、曜日が過ぎる度に１つづ食べ物を多く食べていくんですが、ページも１日目は果物１個分のサイズ、２日目は果物２個分のサイズにと大きくなっていくんです。（果物の食べた数だけ描かれて全て穴開き！）だから月曜日～金曜日まで何を食べたか見えるようになっているんですよ。この部分は子どものお気に入りで穴に指をつっこんだり（絶対やるよね。）自分の好きな果物のページをすぐに開く事ができたり、土曜日はたくさんいろんな物を食べたんでそのページで「これはペロペロキャンディー！」なんて指差して当てたりといろんな楽しみ方があってお気に入りのようです。うちの場合は、おにぃが絵本をめくりながら歌っておチビに読んで？あげたりしています（＾－＾）私は最初に出てくるお月様とお日様の顔がなかなか味のある顔をしていて好きです。ただ最後に出てくる蝶がどう見てもガにしか見えないのは私だけでしょうかね？（笑）

  March 23, 2006

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  『ぐるんぱのようちえん』と『ぐりとぐらシリーズ』

  ぐるんぱのようちえん私が園児だった頃に繰り返し読んだ絵本です。（＾－＾）４・５歳の頃に読んでもらった本で今でもよく覚えているのはこの「ぐるんぱのようちえん」と「ぐりとぐらのかいすいよく」なんでだかわからないけれど、小さな頃から変なこだわり？想い？があって「大きくなって自分で買える事ができるように名前はちゃんと覚えておこう！」と思った物がいくつかあります。（お菓子系が多いんだけどねｗ）この絵本たちも「大きくなったら自分の子どもにも読ませてあげたい！」と漠然と思っていました。その想いはずーっと心の片隅にあったようで、子どもに最初に買った絵本は「ぐるんぱのようちえん」「ぐりとぐら」は今少しづつ集めているところ。子どもの頃を思い出してみると「ぐるんぱのようちえん」はぐるんぱのつくる物がなんでも大きかったのが面白かった。特に大きなビスケットはおいしそうで挿絵に登場するビスケットによく似ているビスケット（クッキーかな？）を見かけると今もぐるんぱを先に思い出す。ぐるんぱはひとりぼっちのぞうで働きに出たもののぐるんぱの作る物はどれも大きすぎて売れないのですぐにクビになってしまう。クビになる度に大きく作ってしまった車やくつやお皿を寂しそうに運ぶ姿に子ども心にも寂しさを感じる。でも、その大きすぎた物が子どもたちには素敵な遊び場となりおやつとなりぐるんぱの幼稚園になった！人間には大きすぎて売れない車やくつ・お皿が子どもにとってはすごく楽しい遊び場になるってのはわかるなぁ。昔、遊園地にある「太って見える鏡」「背がひょろっと高く見える鏡」など不思議な鏡のコーナーが面白くて大好きだった。私の子どももやっぱり喜んで鏡を行ったり来たり。そんな世界がぐるんぱの幼稚園にはあるのかも。「ぐりとぐらのかいすいよく」は家では見る事のない小瓶が好きだった。その小瓶が欲しくて欲しくて・・・。うみぼうずがでてきて（と言っても大きな人って感じ）ぐりとぐらにいろんな泳ぎ方を教えてくれるのも楽しかった。バタフライを見るとぐりとぐらに出てくるうみぼうずをつい連想してしまう自分がいます（笑）ぐりとぐらのかいすいよく

  March 10, 2006

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  だれも知らない小さな国　～佐藤さとる～

  だれも知らない小さな国今日は空いた時間に読む本を借りに図書館へ。ずっと宮部みゆき作品ばかりを借りていたので、今回は他の本も読もうかと探していたところ、児童書のところに懐かしい名前を発見！！！その名は「佐藤さとる」さん。ジャンルでいうと児童文学というか童話かしら？いつぐらいかな？全てを買った覚えはないけどかなりの作品を読んだ覚えがあるので高校生の頃に借りたのかなぁ？最初はたぶん短編集をたくさん読んで、そしてこの本「だれも知らない小さな国」に出会ったんです。これは日本のどこかの小山にずっと昔から住んでいる「小法師（こぼし）さま」のお話。アイヌが住んでいた北海道の言葉でいうと「コロボックル」の物語。戦争が終わった頃の遠い昔、一人の男の子がひょんな事から自分だけの秘密の場所を見つけた！ある日、よく見かける野菜売りのおばあさんにひょっこりと秘密の場所で会って、昔からこの場所に伝わる不思議なお話を聞く。「ここには昔から小法師（こぼし）さまという小さな人が住んでいて・・・。」その話にとても興味を持った男の子はある時とうとう小法師さまと出会うことに・・・。それでも出会いは一度きりで時がたち、男の子は引っ越しをする事になり、思い出の秘密の場所に宝物をこっそり埋めた・・・。それからさらに数年が過ぎ、仕事の都合で再び小山の近くに越してきた青年（せいたかさん）は秘密の場所に訪れた・・・・。そして埋めたはずの宝物が足元にことりと落ちてきて素敵な再会をする事に！！たまに見かける「作者が登場人物から話を聞いて本を書いている」という設定になっています。あとがきなどや本の中での語りを見ると本当の事のように思えるのですが・・・・。主人公の青年せいたかさんとコロボックルたちとの友情とコロボックルたちの生活を守る為に力を合わせていろんな作戦を決行するあたりはとってもわくわくしました！子どもがもう少し大きくなったら読んでもらいたいな～とひそかに期待しています。これは人気作品だったようでシリーズになっていて５冊まで読んだ事があり、文庫本サイズの方を４冊ほど持っています。ところが今日初めて知りました。なんと別冊番外編として６冊目の「小さな人のむかしの話」という本が出ていたんです。もちろん今日借りてきたので、じっくり読むつもりです。（＾－＾）

  March 8, 2006

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  ミッケ！～いつまでもあそべるかくれんぼ絵本～

  ミッケ！著：ウォルター・ウィック／ジーン・マルゾーロ訳：糸井重里去年のクリスマスプレゼント（と言っても実家の両親から）に子どもに贈った写真絵本。いつもクリスマスと誕生日に実家からお金を頂く（「何を買っていいのか？わからないので好きな物を買ってあげてね。」という事で）ので、後に残るようにと絵本を選んであげています。おもちゃだとすぐオク行きになる可能性大！だし・・・。（笑）で、何気なく選んだのがこの１冊。どうやら８巻まであるようで、簡単にいうと「ウォーリーを探せ！」みたいなもんです。でも、テーマごとにページいっぱいに広がるいろんな雑貨などの中から「小さなくつ。それにコインが１つ。見つけられるかな？」「金色のほしは１０個あるよ。」「砂の中に隠れている文字はＳ・Ａ・Ｎ・Ｄ」「全部見つけられたかな？ミッケ！！」という感じで指定された物を見つけていく絵本。「ウォーリー」は好きじゃなかったけれど（私がね）これは面白そう！と思って買ったところ、子ども夢中になって「ミッケ！」と叫んでいる。いろんな雑貨などの中から探すのが結構難しくて大人でも見つけるのに一苦労する事も。一通り見つける事ができても、子どもたちがそれぞれ好きな物を「○○があるよ。どこかな？」と、新しいミッケを作るので飽きないみたい。上の子は一通り見つけるのに夢中で、下の子は「星」と「たまご」を見つけるのが大好き（笑）絵本から離れても自分たちの部屋を使ってミッケごっこ？もしたりしていろんな方法でミッケを楽しんでいます。出てくる雑貨や小物も「お？これいいかも？」ってのもあったり写真集的にも楽しめるかもｗ大判サイズで価格も１０００円以上とちょっと高めだけれど、少しづつ８冊全部揃えようかな？と思っています。↑後から買い足した２冊。子どもが選ぶので順番バラバラ（笑）　でも全く問題なし！

  March 7, 2006

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  『かまいたち』・・・・宮部みゆき。

  先週、図書館で借りた本です。やっぱり図書館は便利だぁ（笑）かまいたち時代物小説で短編４作品を１冊にまとめています。どうやら宮部作品の初期のもののようで、「かまいたち」「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ刀」の４作品で「迷い鳩」「騒ぐ刀」は今で言う「霊能力」を持ってしまったお初が、人には見えないモノをを見てしまい事件の巻き込まれつつ、岡っ引きの長男、庭師でありながら下っ引きのような事をしている次男と事件を解決していく話です。内容は時代物という事なんですが、ちらりちらりと実在の人物がそっと登場してもいます。「かまいたち」には大岡越前。「師走の客」は伊達藩絡み、お初もの２作品は「耳袋」というものを書いた根岸備前守が登場しています。どの作品も面白かった。特にちょっと面白いなぁ～と思ったのは、お初ものの「騒ぐ刀」これ刀が騒ぐんです。しかも霊能力がない人も刀が騒いでるのを聞く事が出来る。ただ、騒いでいるだけではなくてお初が聞くと・・・・。しかも人間の陰の部分の力って恐ろしいなぁと。これ、現代ものだったらありえないと思いませんか？むじなが人を化かすってのが割りと信じられていた時代だからこそ「おぉ～、本当に刀が騒いでる！！」ってびっくりしつつも受け入れられているというか。ん～現代設定ならラップ音？ポルターガイスト現象？でもそうだと、ちょっと小説とはいえ、リアリティーが感じられなくて読んでいてしっくり来ない気がします。まぁ、宮部さんは現代モノの場合でも上手にお話を書いていらっしゃいますが、現代モノの時は特殊能力を持った人達の描かれ方ってちょっと幸せではないような普通の人よりも生きにくい人生を送っている感じが多いので、このお初ちゃんはそういう部分が無いから安心して読んでいられるという部分もあるのかも？お初が主人公の本は「震える岩」という小説もあるみたい。震える岩さて来週は何を借りてこようかな？

  March 3, 2006

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  『蒲生邸事件』・・・宮部みゆき

  蒲生邸事件先週図書館で借りてきた本です。読むのに３日くらいかかったかな？一緒に借りてきた「かまいたち」は字も大きくて読みやすかったんですが、次に読んだこの本は開いてビックリ。１ページが上下２段に分かれていてさらに小さい字がびっしり！本好きの私ですが、久しぶりにこのような本に会いました。（笑）さて内容ですが、（なるべくネタバレしないように紹介するつもりですが・・・）父親の期待を一心に受け、父親がこだわる部分の気持ちもわかってしまうので取り立てて反抗する事なく過ごしてきた主人公が、東京にある大学受験にことごとく失敗し、今度は東京の予備校受験に上京した。前回も宿泊したホテルには「蒲生邸」と呼ばれる屋敷の写真がひっそりと飾られている事に気づくと同時にある出会いが・・・。そしてホテルの火災から気づくと何故か別世界が主人公の前には広がっていた、「２・２・６事件」（昭和１１年）直後の「蒲生邸」が・・・。ぶっちゃけタイムトラベルのお話です。（笑）しかし、タイムトラベルが中心ではなくて、タイムスリップした先の「蒲生邸」での事件と「２・２・６事件」を通しての登場人物の生き方がメインとなっています。最初は主人公にちっとも共感できなくって、また文字数と文字がびっちりのページに読むのがなかなかはかどらなかったなぁ。でも最後には現代に戻った主人公の喪失感を感じる場面ではちょっと理解出来ました。還っていったのは自分なのに自分だけが取り残されたような気持ちになったんだろうなぁ、と。「蒲生邸」での事件を通して主人公もだいぶ成長していましたし（笑）すごく面白かった～！！！という作品ではなくて後からジワジワと作品が心の中で広がっていくような雰囲気のある作品でした。私は大昔に「２・２・６」という映画を観ていたので、その作品を思い出しながら読んだのですが、もし観ていなかったら「２・２・６事件」について興味を持って調べてたかも？

  March 1, 2006

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  「本所深川ふしぎ草子」＆「黒蠅」

  本所深川ふしぎ草紙水曜日に図書館で借りた本を読み終わりました！（うぅ～眠い・・・・）宮部みゆき　「本所深川不思議草子」７編からなる短編集で読みやすかった！短編だから続きが気になってしかたがない！って思いをせずに空いた時間にさらっと読めました。深川界隈で噂される七不思議がひとつひとつ登場します。登場の仕方はお話の中心にあったり噂話的にさらっと出てきたりで、どのお話にも共通して出てくるのは岡っ引きの茂七親分だけです。一応殺人事件などがお話の中で出てきたりしますが、それはあくまでおまけ的な感じで、そういった事件を通して登場人物たちの物語がそれぞれ進むという人情話が中心でした。いろいろな形で表れる人間の持つ感情（コンプレックスや恨み・悲しみ・ずるさ・一途さ・切なさ）がそれぞれのお話で描かれていて、さらっと読めるけど少し考えさせられる余韻の残るお話が多かった。宮部さんの作品て長編も好きだけれど、短編集のが面白いな。ただ、映画化やＴＶ化されているような有名な作品はあんまり読んでいないだけかもしれませんが・・・・。(模倣犯・クロスファイアなど有名どころは未読です。）黒蝿（上）パトリシア・コーンウェル　「黒蠅　上下巻」「検屍官シリーズ」第１２弾だったかな？前作を読んでから３・４年のブランクがあるので、忘れている事が結構あった（笑）前作の犯人が捕まっていないとか、誰が何の犯罪にかかわっていたとか・・・。最初の読み始めは「おっ？また面白くなったかも？」だったんですが不完全燃焼　です。（＾－＾：）今朝の４時ぐらいまで読んで、今日の時間もかなり費やしたのに・・・・。最大のヤマ場がなかったというか、今回１人称から３人称に書き方が変わったせいなのか？主人公があんまり活躍していません（笑）最後の犯人との息つまる攻防、みたいのが今回は無かった！（どちらかというと主人公は蚊帳の外？）登場人物たち悩み多すぎ！登場人物たちの心の葛藤や犯人側の心理などに表現を費やしていたのに、核になる事件はあっさりと終わってしまった・・・。犯人たち（今までのも含めて）主人公（ケイ・スカーペッタ）に執着しすぎです。。。まぁ、あそこまで執着されたら主人公の精神的苦痛もわかるけれど、でも過去の事件から立ち直れなさすぎです、ケイは・・・。有能な仕事ぶりとのギャップも物語には必要なのかもしれないけれどね・・・。事件は解決するけれど、なんとなく何一つ解決していないような話だった。（悩みとかいろいろ）確かに主人公にしてみればハッピーエンドな終わり方かもしれないけれど、きっと次回作もしょっぱなから悩んでいるはず（笑）と辛口発言ばかりですが次回作も読みます。。。（笑）綺麗なハッピーエンドは難しいのかもしれないけれど、ここまで読んできて応援したい登場人物もいるし、出てくる登場人物のハッピーエンド（この作品からすると「はっはっはー！みんな幸せで良かったねー」な感じは望めないだろうけど）な姿を読みたいから。。。今回はきっと事件よりも登場人物たちの人間模様に力を入れて書いたんだよね、きっと。しかし、噂で聞いていたウルトラＣな展開は、まぁ無難な言い訳で許容できました。でも、今回でいきなり設定で主人公が１２・３歳若返っています（笑）しかもとっても魅力的な美人らしいです。。。今までの作品の中でもモテておりましたが、なんだかすっごく魅力的な美人を強調していてちょっと違和感があったかな？次回作はすでに出ているので、次こそ主人公の活躍を期待したいと思います☆

  February 18, 2006

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• 久しぶりに図書館で借りてきました！

  気になる本を全て買っていたらお金が続かない（独身時代が懐かしい・・・）し、図書館で借りるにはじっくり本を選ぶ事ができない（おチビがうるさくてね・・・）という理由であんまり小説を読まなくなっていたんですが、今日は図書館（といっても分館だけれど）に行く用があったので、ついでに寄って３冊借りてきました。う～ん、図書館で本借りたの何年ぶりだろ？本当は東野圭吾さんの作品を借りたかったんだけれども、ほとんど借りられていたので、宮部みゆきさん　「本所深川ふしぎ草子」パトリシア・コーンウェル　「黒蠅　上下巻」を借りてきました。宮部さんの作品て読み出すと止まらないんだよね・・・。今日は徹夜か・・・？パトリシア・コーンウェルの方は「検屍官シリーズ」の第１２弾。このシリーズは一時購入していたんですが、だいぶダレてきていたので、全部あげてしまっていたんです。その後は、やはりこのシリーズを買っていた友人に借りていたんですが、友達もそろそろ飽きた！と買うのやめちゃったんですよねぇ。確かに本が出るごとに主人公に共感できなくなっているんですよ。もともと中年女性の主人公はちょっと反感を買いやすいというか誤解されやすく、ちょっと素直じゃない部分があったんですけどね。それが年々ひどくなってて（笑）しかも噂じゃ今回の話でウルトラＣをやってのけるとか・・・。（イヤ、話の展開が・・・ですよ。）最初の頃は本当に面白かったんだけどね。でも、それでもシリーズは最後まで読みきりたい性分なんで、暇をみつけてじっくり読んでみます。

  February 15, 2006

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  【　生協の白石さん　】

  去年から話題になっている「生協の白石さん」を楽天ポイントを利用して購入してみました。白石さんと農工大の学生さんの「ひとことカード」のやりとりが１冊の本になったもので途中途中に白石さんの感想というかひとことカードのやりとりについてなどが書かれています。読んだ感想は「白石さんて柔らか頭な人だ～」ですね。学生さんのちょっとオチャメな一言に粋な返しをする白石さん。白石さんにとって「ひとことカード」は仕事の一つですよね。学生の希望する商品を仕入れたり、学生がより校内で過ごしやすくする為のアンケートのようなものというか・・・。でもそのカードに「単位が欲しいです。」とか「ボクにはまだ春が来ないので・・・。」といきなり書かれていたら・・・私ならどう答えていたんだろう？そのままゴミ箱行きだったかも知れない。そんな事をせず、「なるほど～」と感心してしまう返答をする白石さん。そのカードが貼られている掲示板は次第に学生さんの注目を集めていってどんどん「ひとことカード」が白石さんとのコミュニケーションの場に・・・。ちょっと疲れている時に読むと白石さんの人柄に癒される本かな？ただ、私は小説好き（もちろんマンガも）なんで、活字としてはやっぱり物足りない。エッセイのようでもないから「ひとことカード」のやりとり以上には作者の考えていること・思っていることなどが伝わらない。永久保存版として家に置いて、何度も繰り返し読む本ではないかな。図書館で借りるにはかなり待たなきゃいけないかと思って今回は買ってしまったんだけれど、本屋でパラ読みしてから買えばよかったかも？出来れば本というものじゃなくて「日めくりカレンダー」に白石さんのひとことが書かれていたら面白かったんじゃないか？と思いました。生協の白石さん

  February 12, 2006

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  宮部みゆき「鳩笛草」

  今日は実家に家族で出かけたので、子どもをじいじ・ばあばに任せて？宮部みゆきさんの「鳩笛草」を読んだ。宮部みゆきさんの本はこれで１２・３冊ぐらい読んだのかな？とても才能のある方ですよねぇ。次々と新しい作品（しかもどれも面白い）を発表していて、何だか全盛期の赤川次郎さんをつい思い出してしまいます。（赤川さんも月に何冊も出していたりしましよねぇ）でも、宮部さんの作品は心理描写などの部分がとても人情的（人間臭さ？）というかとても日常生活で人が思う事をさらりと出していて、登場人物の心理とかがとてもよく理解できてすごく心に残る感じがします。今回は３篇の短編集であり、どれも特殊能力（超能力）を題材にしています。自分達が持つ能力やそれにまつわる悩みを三者三様に受け止めて出す答えがとても印象的でした。次は「ぼんくら」とか読んでみたいな～。鳩笛草

  December 11, 2005

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  なんて素敵にジャパネスク

  なんて素敵にジャパネスク人妻編（1）↑本当はコバルト文庫の方を入れたかったのだけれど、画像がなかったので、現在連載中？のコミックスの方を。急に読みたくなった氷室冴子さんの代表作「なんて素敵にジャパネスク」きっかけは、昔ドラマ化された事を思い出して。瑠璃姫：富田靖子高彬　：木村一八タカオ　：仲村トオルで２時間ドラマか何かで。当時は結構面白かったと記憶しているのですが。思い出したら急に読みたくなって、しかも全巻読みたくなってしまった。（番外編などのショートストーリーも結構ホロっとくるような内容のものがあったりしたんですよね）明日からちょこちょこ読もうかな？コミックスの方は、最初コミックス化された時に１・２巻読んだきりだったんだけど、山内さんは氷室さんの作品をいくつかコミックス化されている方で違和感が無い感じですね、コミックスの方も人気があるようだし。でも、私はコバルト文庫の挿絵（イラスト）の方も結構好きだったなぁ。実は今でもテレカを未使用で持っていたりします♪氷室先生は今何をしていらっしゃるのでしょうね。たまに検索かけたりすのですが、ＨＰサイトは持っていらっしゃらないようで・・・。いつかコバルト文庫復帰してくれるといいなぁ。（冬のディーン、真秀ちゃんのシリーズも続きが読みたいです～）「なんて素敵にジャパネスク」平安の時代。由緒正しき家柄の瑠璃姫は田舎育ちのせいか？ちょっと風変わりな姫君と都の噂のまとだった。彼女は大事な人を助ける為、守る為ならどんな事を言われようとも、思った事は即実行。渋る侍女を説き伏せて、事件解決のために都のまちに飛び出していく・・・。ちょっと破天荒な姫君だけれど、でも彼女は自分にとって何が大事かをよくわかっている人。大事な人の為なら危険も顧みず立ち向かっていく。それでいて幼い頃の初恋を胸に大事に秘め思い出を大切にしている一面も。とにかく瑠璃姫の言動と行動力の奇抜さは読んでいてとても楽しく、また時折繰り広げられる恋のロマンスも必見です。都中の美人と誉れ高い姫君たちよりも、瑠璃姫の一途でまっすぐな心は、出会った殿方にならわかる魅力あるものにうつるのでしょうね。

  November 6, 2005

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  しろくまちゃんのホットケーキ

  しろくまちゃんのほっとけーきこの本は子ども（３歳）のお気に入りの本です。１９８７年発行という事ですが、私自身はこの本を全く知りませんでした。子どもが生まれて子育てママ向けＭＬに参加している中で、絵本の話になると必ずと言っていいほど出てくるタイトルだったので、下の子が１歳過ぎた頃に試しに買ってみたんです。私の最初の印象はディック・ブルーナの「ミッフィーシリーズ」みたいだな～だったんですが、シンプルな絵が子どもにわかりやすかったのかな？子どもは気に入ったようでした。（まだ話には興味を示しませんでしたが）私自身がとても本が好きで、子どもの頃に読んだお気に入りの絵本も数冊あって、子どもにもそんなお気に入りの本が出来たらな～と思って毎月１冊づつ買い足していこうと決めました。途中、本に全く興味をもたない時期があったのでその時は買わずにいたのですが、最近また絵本を読んでとせがむようになり、今度は話にも興味を持ったようで「しろくまちゃんのホットケーキ」は何度も読み返しています。どのシーンにも子どもには興味をひくようで「しろくまちゃん、たまご落としちゃったよ。」「おいしいって食べてる？」などと言ってきて話がどんどん膨らんでいっているようです。子どもが大きくなるまでにどれぐらい「こぐまちゃんシリーズ」が増えるのか？親として本好きとして楽しみです。ちなみにこぐま社さんは絵本に入っているハガキを送ると毎年子どもの誕生日にカードを送ってきてくれる（今年の絵柄はバースデーケーキでした）サービスがあってこれも気に入っています。

  October 23, 2005

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