MM2の生活 6
退院してもう3週間以上経つ。仕事も順調。レースも順調だった。今日は休みの日で家でのんびりしていた。だが、テレビの内容があまり面白くないので近所のビデオ屋にビデオを借りに行く。何本か借りて家でのんびりと見ているとカズから電話がかかってきた。「タクか?久々にお前に指名だぞ。No.4からだ。」毎日のようにレースで勝っているからな・・・。まあ評価も結構なものだろう。「で、相手は待ち合わせ場所をどこに指名しているの?」「えーと・・・。高速入り口だ。」「わかった。今夜行くって伝えておいて」思いっきりパシリに使っているような・・・・。悪い気がしながらも頼む。その後、車のメンテナンスをしっかりと行う。その日の夜、俺はNo.4が指名した場所へ向かう。後ろからものすごい音がする。車から降りて見て見るとコルベットだ・・・・。コイツがNo.4か・・・。直線番長かな?「お前がNo.5か。俺が呼び出しておいてあれだが、お前にこのランキングは渡さねえ。」「始めればわかるよ」「はっ。逃げるなら今のうちだぜ」だが、ここで逃げるわけにもいかない。俺はスタートラインに並ぶ。レースがスタートする。スタートダッシュは奴が制した。加速はコルベットには適わなかった。みるみるうちに離されていく。そしてコースの終盤にさしかかったころ異変が起きた。奴のコルベットが突然減速。どうやら故障したらしい。なぜ皆メンテナンスもロクに行わないのかな?その後、俺はカズのいるところへ向かう。「勝った」「そうか。これからお前は「トライデント」を相手にすることになるだろう・・・・・。頑張れよ。」「ま、相手が挑んでこない限りは挑む気は無いけど。」「それはいいけど・・・。今日は早めに休んだ方がいいぞ。明日仕事だろ?」「あ、仕事だ。じゃ、これで帰るよ」そう言って俺は家に帰って寝た・・・・・。