成年後見人の業務上横領事件、被告に求刑
成年後見人の立場を悪用して、福山市内の親類の男性の預金から現金計約3700万円を横領したとして、業務上横領罪に問われている同市新市町の籠田玲子被告(39)と母親の節子被告(60)に対する論告求刑公判が4日、広島地裁福山支部(金馬健二裁判長)であった。検察側は後見人制度の根底を揺るがす重大な犯行として、玲子被告に懲役3年、節子被告に懲役2年を求刑。弁護側は2人が知的障害者で、玲子被告を後見人に選んだ国の判断に誤りがあり、公訴権の乱用だとして公訴棄却を訴え、結審した。…朝日新聞 →全文