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365日趣味三昧

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2020.12.30
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カテゴリ:オーデイオ
昨日、大西正隆氏からDVD-ROMをプレゼントしていただいた。
内容はチックコリアのTrilogy1、2(CD5枚組)とオットマール・スゥイットナー指揮ベルリン・シュターツカペレによるベートーベンの第九交響曲だ。

早速、マイPCオーディオライブラリーに保存。
とりあえず、正にジャストシーズンの第九の方を聴いてみた。
音源はDENONのPCM録音盤です。



釣りばかりに夢中になっていてオーディオシステムに火を灯すのは久しぶりだ。
真空管アンプは非常にデリケートで、長期間スイッチを入れないで置くと真空管の足にチリやごみが入り込み、プスプス、ガサガサ、ボソボソといった雑音が出ることがある。

特にパワーアンプは要注意。
それも初段管がデリケート。
こういう時は頭をつまんでグリグリと動かすと鳴りやむことが多い。

しかし、幸い今日はご機嫌だった。
気候的に空気が乾燥してきた影響もあるのかな?。


バイアンプ方式の中高音を受け持つパワーアンプ。
ネームは「4-300BCpp」HK-27だが、中身はほぼ別物。
大西正隆氏設計の最新の300BppモノアンプHK-34に変更してしまってある。

大西正隆氏のHPでHK-34の謳い文句の「さらに、さらに」が気になりだして(笑)、大西さんには内緒で行動を起こしてしまった。

キットNo HK-27とHK-34の回路をとっかえひっかえ見比べて変更点を探す。
外観や内部配線はぱっと見はほぼ同一だ。
大きな変更点は
・電圧の違い。つまり電源トランスがタムラの最新型に変更されている。
・整流ダイオードがSIC-SBDに変更されている。
・初段菅・ドライバー菅の変更。
・これらの変更により抵抗やコンデンサーもいくつか変更され、それに伴う回路の取り回しも違う。

つぶさに見ていくうちに、電気音痴の自分にも何とかなるんじゃないかな?と思えて来た。
変更点を拾い上げて必要部品を洗い出す。
真空管とSIC-SBDはネットで購入、電源トランスはノグチトランスに注文。その他の部品は秋葉原で揃えた。総費用は2台分で7万円弱だった。

必要部品が揃ったところで早速改造に取り掛かる。
だが、いざ始めてみると電源トランスの交換ともなると大仕事だ。ほぼすべてのパーツを一旦外さないとできないのだ。特にM管下部は配線がごちゃごちゃで変更しない抵抗やコンデンサーも全て取り外すことになった。
回路の取り回しの変更も大変だ。配線の色や太さもほぼ同じ緑色で配線してあるため、結束バンドを切って配線をバラさないとどの線がどこに行っているのかわからないのだ。

神経をすり減らし苦労してモノアンプ2台を約1週間で組み立てた。
配線を結束する前に恐る恐るスイッチを入れてみる。緊張の一瞬だ。

取り敢えず火花や真空管の暴走はないようだ。
ひとまず安心。

次に指定された箇所の電圧を計ってみる。
あれ?!、B電圧が異常に低い。整流後の電圧も数十V低い。何で??。それも2台ともだ。
どこか配線が間違っているに違いない。

配線図を見ながら1本1本確認していく。
すると「あれ??、ここの配線忘れているじゃない!!」
何と電解コンデンサー周辺の配線が1本忘れていたのだ。
配線間違いも1ヶ所見つかった。やれやれ。

それらを修正して再度電源を投入。
指定された数ヶ所の電圧がほぼ一致した。数ボルトの違いは部品のバラツキで許容範囲らしい。

次に実際に音出ししてみる。
ボリュームは安全範囲の10%ほどで。
おっ!、鳴るじゃん。
徐々にボリュームを上げてみる。

雑音もなくクリアーな音で鳴っている。
「できた~~!」

最小限の費用で片チャン26W→37Wの300Bppが手に入った。

そして低音部を受け持つのが相変わらずのローテルRB1090。
何とも武骨なやつ。まるで業務用だ。
でも、B&Wの38cmウーハーを鳴らせる安くて強いやつだ。


そしてスピーカー。
中高音は最近中古で手に入れたB&W805SDダイアモンド。
低音は前出のB&W801の38cmウーハーのみを鳴らしている。


これらで今日はベートーベンの第九(合唱付き)を聴く。

今年は新型コロナウイルスの関係で第九の実演も少ない。
例年なら今日あたりにN響の第九がテレビで放映されるはずなんだが、番組表にはないですね。
その点、ステレオなら一人でじっくり鑑賞できる。
ま、実演とは大きくかけ離れた音だけど、気分だけでも年末気分を味わいましょう。

新参者の805でクラシックをしみじみ聴くのは今日が初めて。
ジャズでも感じてはいたが、輪郭の鋭さはクラシックでも同じだ。
線が細いというか音が冷たい感じがする。
各楽器の輪郭は奇麗に出ているのでスケール感は良く出ているなと感じる。
残念ながら実演で感じるバイオリンのシャラシャラシャラ~という音はこのスピーカーでも一切出ていない。

あまりに出てくる音に耳を傾注し過ぎると音楽が「音が苦」になってしまうので(笑)、耳の深度を浅くして第九を楽しみました。





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Last updated  2020.12.30 10:03:24
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