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カテゴリ:磯カゴ釣り
今回は羽根作りと最終仕上げとなります。
羽根材はポリカーボネート板クリア0.4mm厚を使います。 表面に塗料の乗りが良くなるようにあらかじめ裏表全面に150番位のサンドペーパーを掛けます。 その後、鉛筆で型を入れ切り抜きます。 ペーパーを掛けて外形の線を引いた板です。(赤い羽根は基本の型です) カットした後 段ボールに並べて下地の白をスプレーします。(風で飛ばないように粘着テープに貼ってあります。) 両面ともスプレーしました。 使用した塗料は安物のアクリル系です。 塗料が乾くのを待つ間に、ボデー下部の固定をします。 下部のウレタンをずり上げエポキシ系接着剤を塗った後、耐久性を持たせるため下部10cmほどの全表面に同じ接着剤を塗ります。 ここに使った接着剤は90分硬化開始型です。 下部が固まったらウキ管部分に収縮チューブを被せます。 収縮チューブの径は5mmで収縮後は3mmとなります。 簡単な治具を使います。 治具の側をライターで軽くあぶって、胴体部分に入る形だけ作って抜き取ります。 あまり強くあぶると抜けなくなりますので注意。 全長30mm位で切り取ります。 胴体への接続部をエポキシで固め、固まったら残りをあぶって、余った部分はウキ管付近で切り取って終了です。 これはほとんど飾りに近いものですが、ウキ下部は一番ストレスのかかる場所なのでさらなる補強と見た目を重視しています。 そして今日、久しぶりにお日様が顔をのぞかせたので羽根にアクリル系蛍光塗料の赤を吹き付けて仕上げました。 この羽根を取り付けます。 軽く仕上げるため羽数は3枚です。 胴体上部に120度ずつ印をつけてからカッターで中心から垂直に(重要です)割りを入れます。 パール管周りや割りを入れた隙間にエポキシを塗り、羽根を差し込みます。 固まったら羽根の付け根周りにセメダイン社の「工作用速乾クリア」を塗布します。 ここに「工作用速乾クリア」を使う理由は、羽根にかなりのストレスがかかるので、接着剤の割れを防止するため弾力性のある接着剤が有効なのです。 完成した遠投ウキ8本の雄姿です(笑)。 改めてアップしますが、実釣の際はパール管上部に6mmの「端末保護キャップクリア」を被せます。 以上でオリジナル遠投ウキは完成です。 ウキの重量はわずか9g、しかも自立ウキではないので、カゴから離れて飛んでいくためハリス絡みもほとんど起きません。 また、20mmと細身も手伝って市販ウキより5~10mも飛距離が伸びます。 いかがでしたでしょうか?。 良いことだらけのこのウキ、「うん、これなら俺はもっと上手に作れる!」という方がいらっしゃいましたら嬉しいですね~。 ちなみに、このウキ作りにかかった原材料費は1本あたり200円ほどです。 磯カゴ釣りファンの皆様も是非オンリーワンの自作ウキ作りにチャレンジしてみて下さい。 また、ウキ作りなどへのご質問がありましたらコメントいただければ幸いです。 日を改めまして、パール管内部に収納する夜釣り用電ケミの制作をアップします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.09.07 18:50:00
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