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カテゴリ:日常のできごと
車の免許を取得してから早57年。 ついに次回の免許更新では「後期高齢者講習」を受けねばならなくなった。 根っからの車好きで、18歳の免許取得当初から乗り換えた車は既に25台を超えている。 自分の意のままに動いてくれる車を好んで乗り継いできたので、過去の車は「S」や「GT」とかのネーミングが付いたスポーツ系の車ばかりだった。 主だった車は、 トヨタ カローラスプリンターSL いすゞ 117クーペ トヨタ カリーナGT トヨタ カローラハードトップGT ホンダ シビックRS トヨタ クラウンSL スバル インプレッサWRX→2台 ニッサン GT-R(R33) VW ゴルフGTI など、まだまだ数えきれない。 中途半端が嫌いなタイプの人間故、時にはレーシングカーまで所有してジムカーナをやったり、峠を攻めに行ったり、50歳後半までは富士スピードウエイなど本格的なサーキットで時速250キロオーバーの世界を楽しんできたほどのスピード狂だ。 幸い街乗りでは大きな事故も起こさずケガを負ったこともなかったのは奇跡的かな?(苦笑)。 そんな人生に終止符を打ったきっかけは、 50代後半に富士スピードウエイを走っていた時のこと。 ヘアピンカーブを立ち上がって300Rの登りコーナーを登り切ったあたりで既にスピードは180キロ以上に達していた。 前方の視界が開けた途端、およそ200mほど先で1台の車がスピンして真横になってコースを塞いでいた。 冷静に判断すれば、ギアダウンしながらブレーキングすればギリギリ変わすことは可能な距離とスピードだったが、私はそこでパニックを起こしフルブレーキングをしてしまった。 200キロ近いスピードでしかも横Gが掛かった状態でのフルブレーキング。 結果は明白だ。 たちまち車はコースアウトし、50mほど先にあるタイヤバリアに勢いよく突っ込んでしまった。 車の前方は大破し、130万円ほどの大修理とタイヤバリアの修復代10万円を支払う羽目になったのだ。6点式ロールバーと5点式フルハーネスのお陰でケガは負わなくて済んだのは不幸中の幸いだったが。 後になって冷静に回顧すると、その主なる原因は自分の「咄嗟の判断力と動態視力の低下」による大きなミスだったのだ。 このままこんな危険な遊びを続けると命に危険が及ぶと判断して、怪我をする前にスピード狂走?(笑)は卒業することにしたのです。 そこで今回の本題。 60歳の定年を迎えても、直ぐにはスピード癖からは抜け出せずVWゴルフGTIを270馬力までチューニングしたバカッ速車に乗って釣りなどに行っていたが、不意にあの事故を思い出して、これからはおとなしい車に乗ろうかなぁと思い何か適当な車はないかと探していたところ、当時新発売されたマツダのCX-5というディーゼルのSUV車が巷で人気を博していた。 近くのマツダディーラーに行き試乗させてもらったところ、およそ今までの私のマツダ車感、ディーゼル感とは全く違ったすばらしい車だったのだ。 ガソリンターボ車とは違い絶対的な加速感はないが、それでも175PS+420ニュートンの大トルクは伊達ではなく、中・低速の力強さと加速、そしてゆとり感は上出来だった。それに加えて造りの良さと燃費の良さがあり、何よりは車格以上のリーズナブルな価格設定が気に入った。 マツダさんには失礼だが、ひと昔前のマツダ車と言えば「値引きはいきなり50万円以上」「買った途端に下取り半値」とかの噂が絶えないメーカーで、私の嫌いなメーカーだった。 RX-7とかの魅力的な車も造っていたが、そんな噂を耳にしていたのでマツダ車には過去に乗ったことがありませんでしたが、試乗して初めてその素晴らしい出来に惚れ込み、早速2012年式初代CX-5を注文した。オプションを付けた支払い総額は300万円キッチリ。本体値引きは10万円と超渋!。「以前のマツダとは違います!」だってさ。 それでも中型のSUVディーゼルターボ車では破格の値段です。 それから5年間、気持ちよく運転させてくれるので、私の車歴では最長を記録し65,000キロほど乗り続けたが、買った当時はメーカーオプションだった「オートクルーズ機能」を付けるのをケチったのが唯一の失敗だった。 特に往復250キロの釣行で、深夜の高速道路走行では是非ともほしいアイテムだったのだ。 気になり出したらもう続きません(笑)。 早速2015年にマイチェンしてその年に登録したCX-5の中古(9000キロ走行)を2017年に乗り換えです。 グレードは1ランクアップ。オプションはほぼ同じで、当然「オートクルーズ機能」付です。 それまで乗り続けた車は程度が良かったせいか140万円で買取店に売却したので、追加支払いは100万円で済んだ。 これが現在まで乗り続けている私のメインの車です。 最近になってCX-5の上位機種となるCX-60が発表になり、今年の9月から発売される。 私の現行車も車検は取ったばかりだが、既に5年も乗り、57,000キロを過ぎたのでそろそろ買い換え時かな?と思っていた矢先の発表だ。 大いに興味をそそったのでネットでいろいろ調べた。 新開発の3・3L直列6気筒ディーゼルターボエンジン(シーケンシャルツインターボ→CX-5と同じ)でパワーは231PS。トルクは何と500ニュートンもある。 車重が1800Kgなのでそこそこ走りも良さそうだ。 それでいて燃費はCX-5よりいい19キロ/Lなのだ。なんてすごいエンジンを開発したものかマツダさん(笑)。 価格は?、何と299万円~630万円?。これもまた大安売りだね。 私の手が届きそうな下から2番目のSパッケージで358万円也か?。オプションを付けての総費用は400万円チョイ。 なんとか買えるかな?なんて思いを巡らせる。 しかし!、新規発売車は何かとトラブルが発生するのが世の車造りの常識。 「買ってすぐにリコール」や「2年後のマイチェンでパワーがさらにアップ!」なんて容易に想像できる。事実すでに上位機種に同じエンジンで254PSもあるのだ。 冷静に考えて現段階での購入はしない方が得策と決断した。 では現行のCX-5はどうかな?。 昨年の暮れに「フィールドジャーニー」と「スポーツ・アピアランス」という車が発表された。 CX-60と同等価格は「スポーツ・アピアランス」の方で、2・2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン(シーケンシャルツインターボ)でパワーは200PS。トルクは450ニュートンだ。 初期型は175PS/420ニュートンだったので大きく進化している。 しかも発売から既に10年も経ち、熟成もほぼ完成の域に達しているみたいだ。 「こっちのほうが後々後悔はしないかな」と感じてCX-5をメインに交渉しようかとディーラーに冷やかしのつもりで乗り込んだ(笑)。 もちろん世の中にはいい車は沢山あり過ぎて、他の機種を検討しだすと頭がこんがらかるから、気に入っているCX-5の延長でとの考えも働いて他メーカーのディーラーに行く気も起きないのだ。 うちの山の神さんも現在乗っているBMW120iが9年目なのでそろそろ乗り換える気があるらしいので同行させた。 お相手してくれたのは初期型CX-5購入時と同じ人。販売課長のTさん。 まず見積もりを先に出してもらうと、スポーツ・アピアランスの総額がオプション込みで395万円だった。 そこでこちらは開口一番、こう切り出した。 「カミさんのと2台同時に買うから大幅値引きしてくれない?。一台50万引きでどう?」と(笑)。 彼は一笑して「〇〇さん、取り敢えず査定させて下さい。」との返事。 およそ30分で査定額が出た。 「程度が極上なのと車検がまるまる2年あるので80万円ですね」 「…え、そんなもん?」と腹で思って渋い顔をした。 「オプションから20万円値引きしますが、本体値引きはできません」とのつれない言葉が。 こちらが言葉を出さないでいると、「ちょっと上と相談してきます」といって彼は中座した。 「こんな条件じゃあダメだな。また出直そうか」とカミさんと相談していると、5分ほどして戻ってきた。 「〇〇さん、上と相談したら、車検代を上乗せして88万円で一杯です。オプション値引きと含めて28万円引きでどうでしょうか?。これが限度です。」と来た。 「Tさん、私の考えてきた額とちょっと遠いのでまた出直しますよ」 こちらも半分冗談で「総額の1割の40万引きだったら考えますので、Tさんも良く検討して下さい」と捨てセリフ気味に言ってその日は帰ることにした。 長くなるので今日はこのくらいで。続きは明日UPします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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