365日趣味三昧

昨日、真鯛の魅力に惹かれ柳の下の２匹目を狙って鴨川磯に行ってみた。
早い時間帯が勝負と見て現地着が１４時半だったが、磯を覗くと波気が相当キツく潮も濁り気味だ。
一瞬どうしようか迷ったが、釣り座は濡れていないので何とか釣りができそうな雰囲気があったので、磯にチャラン棒を打ってコマセバケツを掛けてから遅い昼食を食堂で摂る。

１５時過ぎ、支度を整えて釣りを開始した。
波はますます高くなり、壁のような波が時たま打ち寄せて釣り座を襲い、釣り座全面が水たまりになるほどの勢いだ。
これではおちおち釣りどころではない。ウキと波の見比べっこで怖ささえ感じる。
こんな状態では夜釣りは到底無理なので５～６回投げただけで撤収を余儀なくされた。

「今日は諦めて帰るか？」と考えたが、ただでは転ばない小生（笑）。
２番煎じ場所を考えた。
第一候補は白浜の某小堤防。先日釣友が良型アジを釣ったとの連絡があった場所。でもそこは今日は風が正面になるので没！。
第二候補は館山磯。今から行けば１７時には着けるだろう。
「よし、これから行ってみよう！。またコロダイ狙いだ」と決めて車を発車させる。

館山磯に１７時１０分に着いた。
辺りはもう暗くなっている。おかげで駐車料金は無料だ（V）。
磯へ降りてみると平日だというのにいるはいるわ、１２３４５６…7人か～。主だった釣り座は既にふさがっている。
かろうじて一番奥の釣り座だけ人がいない。何でも最近は釣れなくなった場所だそうだが、果たして本当の話かな？。
釣の話はまともに聞くととんだ目に遭うから（遭ったから？）ナ、自分の腕で試してみないとね(笑）。

現地は海は穏やか、流れも緩く、しかも追い風微風で最高のコンディションだ。
「最初からここに来れば良かったかな？、とちょっと後悔」

大急ぎで支度して１７時半過ぎから釣りを開始する。
しかし、絶好のコンディションながらアタリはさっぱりで、１時間以上ただコマせるのみが続いた。
「やはり釣れない話は本当かな？」なんて思い始める。
餌を変え、タナを変えて試みるが結果が出ない。
挙句の果てに潮が止まって逆流し始めた。この流れは最悪だ。
今までのコマセがすべてパーになり、新たに食う場所を探らねばならなくなるからだ。

それでも以前釣果があった８０ｍ付近の隠れ根周りをしつこく攻めると、ジワっとウキが沈んだ。
「アタリだ！！」
すかさず竿を立てて大合わせすると、グイグイグイっとトルクフルな引きが来た。
「よ～～し乗った～～！」
ここでしか味わえない豪快な竿の乗り方だ。

しばらく抵抗を見せたが徐々に手前に来るようになったので、５号ハリスの力も借りて半ば強引にポンピングしながら巻き取りを続ける。
どうやらコロダイっぽい引き味だが、前回よりは引きも若干弱い感じがする。
足元に来てもハリスの長さ分だけ潜ったまま姿を見せないが、ここでも空気を吸わせるため強引に竿を煽った。

ボワッと浮かび上がった魚は何と斜め縞の鮮やかなコショウダイだった。
「おっ、やったね～。また美味い魚が釣れちゃったナ～」
慎重にタモ入れして一丁上がり！と。
手尺２つ半、５０センチ弱か？。
以前釣った５５ｃｍ２.５Ｋｇには及ばないが立派な体格だ。しかもコロダイより数段美味い！。
こういう魚が釣れるからここは魅力があるんだよな～と一人合点する。

さて、お次はコロダイか？と頑張るも、潮流が再び真潮に流れ始めた直後に来たオジさん一匹を追釣するにとどまって２１時半に竿をたたんだ。
鴨川から直帰しないで足を伸ばした甲斐がありました。
潮流が左右に目まぐるしく変わる一晩だったが、結果が付いてきて良き１日でした。



釣果
コショウダイ　　　　４７ｃｍ（１.８Kg）　１匹　　　　　　　
ヒメジ　　　　　　　３７ｃｍ　　　　　　　１匹

タックル
　竿　　　がま磯カゴスぺシャルⅡスピニング仕様　遠投３号５.３ｍ
　リール　シマノ１３ステラ６０００HG
　道糸　　PE３号１５０ｍ、リーダー５号１０ｍ付き
　ウキ　　発砲棒ウキ　３０ｃｍ自作
　カゴ　　Ｖ･Ｉ･Ｐ１０号
　天秤　　自作（２ｍｍ×２０ｃｍクッションゴム付き）
　ハリス　シーガーグランドＭＡＸ　ＦＸ５.０号
　 針　　がまかつ　真鯛針　９号
　コマセ　オキアミ
　エサ　　オキアミ・特餌