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カテゴリ:磯カゴ釣り
例年の今の時期はアジ狙いだが天候がそれを許さず、海の状態が良い日は強い南風ばかりでカゴアジ釣りはご無沙汰している。 しかし、そんな天候が続いても家でじっと我慢できる管理人ではないので、多少条件が悪くても釣道具を車に積み込んでそそくさと出掛けてしまう。 先週の月曜日もそんな釣りに出掛けてみたが、久しぶりにみごとな「グリグリ坊主!」を食らった。 4時間も仕掛けを流して一回もアタリ無しでした。 時期的にアジ以外のカゴ釣りは厳しいのだが、今までは運も味方して何かしらのお土産があったのだが、前回ばかりはその運にも見放されました。 ま、「釣れなくても良し、釣れればなお良し」の気晴らし釣りなので悲壮感はなかった。 そして一週間後の昨日も当地方は南風の強風との予報。 当然アジ場は釣行不可なので、館山磯の南風を避ける釣り場に行ってみた。 道中は10m位の突風も吹いていて時折車が風に煽られたが、いざ釣り場に立ってみると背後の南側に15mほどの丘があるので見事に風を遮って快適に釣りができる条件だった。 ここは夏場のイサキ釣りがメインの場所だが、今時分はメジナ・クロダイ等が運が良ければ狙えるので南風の逃げ場として重宝している。 長年通い詰めて今更だが、南風にはめっぽう強い釣り場だと再認識させられた。 ただし、海水温が不安定な時期なので釣技云々の以前に魚が口を使うかどうかが問題だ。 そんなこんなで期待薄なので「大海原を眺めてゆったりとまったりと」ストレス解消をメインにしよう!と決めて釣り支度にかかる。 17時半釣り開始。 上げ潮5分でゆったりとした右流れで好条件。 わずか200m沖にはウサギが多数飛んでいて風波は高いがウネリはさほど強くない。 これだけの強風でありながら狙うポイントあたりは全く静かで凪状態なのだ。 開始早々から小アタリでベラが3匹ほど立て続けに釣れたが、暗くなったらエサ盗りもいなくなった。 正面に投げて右へ30°ほど流したら回収する作業がただただ淡々と続く。 潮流れが緩いので一流しは約5分サイクルで忙しさはないから、夜食をほおばりながら時折星空を眺めまったりとした時を過ごす。 近くに自衛隊の館山航空基地があって時々轟音を立ててCH-60ヘリが低空で飛び交うが、魚も慣れっこなのか過去の経験では釣果にはさほど影響はないようだ。 ところで、南方で起こったCH-60の墜落事故は何が原因だったんだろうか?。 乗っていた10人の隊員はまだ墜落したヘリの中にいるのか?。 …なんて考えていた20時過ぎだった。 右30°付近で電ケミが一瞬波間に消えたがすぐに浮いてきた。 「あれ?、今のはアタリだよな~」 と思いつつ竿に手を伸ばして身構えた。 その後、ボボッ、ボボッと電ケミが見え隠れし始め、まるで根掛かりのようにウキが動いた。 「おかしいな~、あそこで根掛かりか?。潮流で餌は浮いているはずだが…」 試しに思い切って合わせてみることにした。 グイっと竿を強く煽ると一瞬動かなかったが、やがてグイグイっとした重い引きが来た。 「魚だ!、乗った~!」 続けて強くグイグイグイと引かれたが、ドラッグがジッジッっと鳴っただけで止まった。 「よしっ!、巻き取ろう」と思ったが竿を煽っても魚の動きが感じられない。 「やばい!、根に張り付かれた!」 道糸を伸ばしてしばらく様子を見たが竿先に重みが乗らないので、伸ばした道糸を巻き取って思い切り強く煽ったら再び「グイグイグイ」が来た。 「よしっ!、動いた」 途中までは多少の抵抗をみせたが、手前に来てからはただ重いだけですんなり寄ってきた。 ヘッドランプを点けて魚を確認すると大型メジナだったが、4号ハリスの力を借りて磯から引きずり上げた。 「おっ、今日はオデコは免れたぞ」 手尺2つチョイの良型メジナだった。 21時近く、引き潮の時間に入ったが流れがほとんど止まったままでアタリが出る気配が感じられないので早々に撤退を決めた。 今回はワンチャンスをものにできてオデコを回避できたがそれも紙一重で、春先の低水温では「釣れればラッキー!」ぐらいで臨まないと疲れちゃいますね。 釣果 口太メジナ 44cm(1.5Kg) 1匹 タックル等 竿 がま磯カゴスペシャルⅣ 3.5号5.3m Typeスピニング リール シマノ 13ステラSW6000HG 道糸 PE3号200m、リーダー5号10m付き ウキ 発砲棒ウキ 30cm自作 カゴ V・I・P10号 天秤 自作(2.5mm×20cmクッションゴム付き) ハリス シーガーグランドMAX FX4.0号 針 がまかつ剣付き真鯛針9号 コマセ オキアミ エサ オキアミ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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