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テーマ:ペットの死(562)
カテゴリ:今日の出来事
…処分されるのを知らずにいる彼の最後のポートレートです。 この写真は、「どうぶつたちへのレクイエム」児玉小枝さん(日本出版)に載っている一枚です。この本には、動物収容施設で命を絶たれていった犬や猫の姿が多く載せられています。 その写真に収容施設の方々や彼らの思いを代弁する言葉、子どもたちの言葉が添えられています。 僕自身が読みたいと思ったのと子どもたちに見て欲しいという思いから購入しました。 「人に飼われていた犬ほどこれから自分がどうなるのか分かるのでしょうか? 最期の部屋に入るのをとても嫌がります。入り口のところで必死になって四足で踏ん張るんです。…犬も猫もガス室の中でもがき苦しみながら死んでいきます。本当に辛い仕事です。」 「あなたは処分室の前に立ち最後のボタンを押せますか。」 実は、ずっと前になりますが、以前僕は収容施設の方に「子どもたちに話をしていただけないか」とお願いしに行ったことがあります。でも丁重に断りを頂きました。 今思えば、中途半端な気持ちでお願いしに行ったと思うし、その方々の気持ちを理解しようとしていなかったと感じます。 3年前、僕の愛犬は家族に看取られて逝きました。でも僕は、仕事で彼女の最期には立ち会えませんでした。 悲しかったです。 だから僕の机の上には、まだ、彼女の写真があります。 自分の飼っていた一匹でさえ、亡くなると悲しい…。 彼らを殺さなければならない施設の方々の思いは如何ばかりだろうと思います。 最近、のら犬やのら猫の姿を見ることは少なくなりました。おそらくペットを大事にする方が増えたのと収容施設の方への通報が増えたためでしょう。 16万4209匹・27万5628匹 この数は、それぞれ、一昨年処分された犬と猫の数だそうです。 この本で、彼らの姿を見て、一匹でもこの数が少なくなるように、子どもたちと考えていきたいなと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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