手話スピーチコンテスト
ドキ ドキ ドキ ・・・あれ?この感覚はひさしぶりです。舞台通訳しても難しい読み取り通訳しても通訳である以上出来不出来は別にしてもあまりアガルコトがない。けど、この感覚は~~~落ちつけよと自分に声かける。そういえば・・・数年前の盲ろう者のスピーチを読み取ったトキ以来です。2人の盲ろう者との出会いは職場地域でもう16年になります。触手話という言葉もまだ聞かれなかった頃です。数年前に一人の盲ろう者がスピーチに参加して最優秀賞となりました。その彼女のまた数年前あたりから盲ろう者の出場が続いてます。今年は自分が出ると、もう一人の盲ろう者が~~そう言うことをするタイプには見えなかったので m(__)m驚きでしたが~~彼の中では、盲ろう者の出場が途切れるコトないようにとの思いがあったのかもしれません。見えなくなってから長くて手話も彼独特の表現になってます。新しい手話、たとえば「メール」は、触手話から覚えたせいかはっきりしません。いつも付き合ってると。。。ああこの意味だなあと分かるのですが彼の読み取りは難しいという気持ちが周りにはあります。手話はコミュニケーション、対話の言葉だから外に出なかった期間が長いとやはり忘れます。今は、点字を勉強してパソコンとブレイルメモを接続してピンディスプレイで点字を読み取ります。それを覚える過程は本当に大変でした。もともと聞えない中で漢字の読み方もわかりにくいからパソコンですべて、ひらがなに変換して読むようなもので変換前の漢字が想像出来ないと意味を取るのも大変です。そんな苦労を・・・ずっと見てましたが・・・彼は、「3年間かかってやっと覚えました」など全体的に簡単な言葉だけに集約してしまいました。もう一人の盲ろう者や周りから色んなアドバイスもあったけど彼は彼なりのスピーチで通しました。手話もようやく少し大きくなりました。今日はずっと緊張しっぱなしで終わったら安堵しながらも原稿を見てスピーチができない彼はあれが言えなかった・・・これは言えただろうかと介助者に・・読み取りをしていた私から見れば練習の時は途中で手話が止まり考えこんでいたのが話がスムーズに流れてて~あらまあ~~けど結果は入賞には至らなくて「落ちた!残念!」と気落ちしてました。でも、そこに参加すると決めたことそして自分の気持ちをスピーチにしようとしたことは彼を知る周りの者から見れば凄いことで~~拍手~~拍手です考えれば私のドキドキ感もその気持ちが伝わってきてたのかな?と一応、読み取り始めたら緊張忘れて肝っ玉で通したとは思うのですが~~~自分ではわかりません・・・・・・・・そして、最優秀のスピーチを含め皆さん、素晴らしいスピーチで手話も大きくパフォーマンス性もいっぱいで涙腺も・・・緩みます。スピーチが再現出来ないのが残念です。そしてもうひとつこどもたちの手話スピーチ聴覚障害児ディサービスに参加して~~こどもたちの可愛い手話と笑顔に・・・ミスターかわずさんのマジックも昔、見た時よりもずいぶんとショー化され・・驚き~~~でした