NEVER EVER GIVE UP
先週のTEDにすばらしい人が登場していた。
キューバからフロリダまで177キロを泳ぎ切った女の人の話だ。名前はダイアナ・ナイアドさん。結構なお年に見える。なんと64歳とのこと。彼女が最初にこの挑戦をしたのが28歳の時だ。もともと有名なスイマーだったがこの夢はかなわず、そのまま30歳で引退してしまう。
その後、スポーツジャーナリストとして活動したのち60歳に再びメキシコ湾に挑むことを決める。30人編成のサポートチームとともに4回チャレンジするも失敗。2013年5回目のチャレンジにして横断に成功する。
ただ泳ぐだけではない、ひれも付けず、サメよけのネットも張らないのだ。従って夜はサメに襲われないように電気をつけずに泳ぐのだ。
敵はサメだけではない有毒なクラゲがいるのだ。しかも一度は刺されて死にかけてリタイアしている、真っ暗な闇の中、クラゲに刺され海水にむせても、歌を口ずさみ、幻覚を見ながら泳ぐのだ。
親友のボニーを含む30人の各分野のエキスパートに支えられ、実に53時間かけて泳ぎ切る。もちろん前人未踏だ。そして意識がもうろうとしている中で考えていた言葉「Never ever give up」とみんなに向かって語りかける。
そして、「I did not do it, we did it.」という感動的な言葉が出てくるのだ。スタンディング・オヴェイションになったことは言うまでもない。。