TAG Heuer
今からかれこれ18年ほど前ドイツでTAG Heuerを買った。たぶん20万円くらいだったのではないだろうか。買ったモデルはS/el(セル、スポーツ・アンド・エレガンスの略称)で1987年から発売されており今は廃盤になっている。当時F1を観にいったり、テレビでは全戦チェックしていたこともあり公式計時をやっているTAG Heuerをコマーシャルで見る機会が多かったのとベルトのデザインがやたらカッコよかったので、思い切って買ったのだ。高い時計を買ったのはこれが最初で最後だった。2003年にF1からは撤退している。ホイヤーなんかどう考えてもドイツ人の名前なので調べてみるとドイツ系スイス人だ。1860年に設立だから創業150年を超える老舗ということになる。1985年にクオーツショックで資金難だったところをTAGグループからの資金援助を受け現在の社名に変更されている。この時計一本でずっと使ってきたのだが、数年前いよいよガタが来てオーバーホールをしようと思ったら思いがけない金額を言われたので、そんなに出すならとGショックの電波ソーラーを買ったのだった。ミーハーな話。錦織君が宣伝していたので、もう一回直して使う気になったのだ。専門店に行って修理費を見積もってもらうことにした。新品を見ると値段が上がっているし、好きなベルトはなくなっている。錦織モデルも聞いてみたが売り切れとのこと。電話が掛かってきて費用を聞いて愕然とする。96,600円。税込で104,328円とのこと。捨てるわけにもいかず、また廃盤なので部品がいつまであるかわからないのでお願いすることにした。それから1ヵ月。遂に戻ってきた。ベルト、竜頭、針は新品、分解して掃除され、油を差され、簡単にいうと新品になって戻ってきた。10万円で時計を買ったと思うことにした。(^_^;)