アホウドリの話
明治時代のことだ。アホウドリの羽毛がヨーロッパに非常に高く売れた。今でこそ天然記念物になっているが明治時代は日本の近辺にアホウドリがたくさんいた。それを追いかけて捕まえては羽をとる。ある島からアホウドリがいなくなるとアホウドリを求めて次の島へ。アホウドリの羽毛を求めて行きついた太平洋に浮かぶ島々が小笠原諸島なのだ。この時代領土宣言をして他から異論がなければ領土になっていた。
小笠原諸島は明治9年に領土宣言をした。
アホウドリを追いかけているうちに世界6位の広大な海の面積を誇る国になったのだ。
大小6,800以上の島からなる日本は、多くの島々の面積を足しても国土の大きさは38万km2で世界61位。しかし、日本の領海および経済水域の広さ447万km2で世界6位。
レアメタルがとんでもない量見つかったと最近話題になっているが、これもそれもアホウドリがいなければなかったのかもしれない。