どうする家康24
第33回は石川数正の出奔が描かれた。未だに謎とされているこの事件。本人の述懐録とか何もないので色んな説がある。 ドラマで描かれていたのも、有力な説で、秀吉と橋渡し役で貢物を持っていったり、人質の条件を家康に伝えたりとしんどい役回りをさせられていた。家康からしたら、一番信頼できる重臣だから、難しい交渉にあたらせていたことは間違いない。 大阪での秀吉の権勢をみて、家康に臣従を勧めるが、他の家臣が主戦論者ばかりで孤立していく。出奔した結果、秀吉から妹を正室に出す、母親を人質に出すとか、かなり趣の変わった懐柔策が出ているのは数正の入れ知恵か。 石川数正という重臣を失った家康は城の作りなおしなど、対応に追われている。徳川家の城の構造から軍法など全てに精通している重臣の流失は家康にとって大きな痛手になった。