光る君へ11
第16回まで終わったところで、道隆の天下が続いているが、いよいよ次回道隆が衰弱して、長男の伊周を関白にしようと画策するところが描かれることになっている。 流石にその横暴は通らず道兼が関白となる。遂に今までの裏方作業が報われ表舞台に立てるということだ。995年4月27日のこと1029年くらい前のことだ。 道兼の栄華は一瞬で終わり同年5月8日に病没。ゴールデンウイークが始まったときに関白になって終わったときに死んだというくらいのタイミング。 展開が遅いので少しつらい面もあるが、疫病がまん延していっているのを丁寧に描いているともいえる。 どれくらいひどかったかというと。 『結局、4月から7月にいたるまでに、京内の死者は過半となり、五位以上の貴族の死者は67人を数えた。この疫病は、翌長徳元年には左右大臣から大納言3人、中納言2人などをたおし、政府を壊滅状態としてしまったのである。』 生き残った人は運が良かったとも言えるのだ。