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36歳で満を持して天皇になった三条天皇は道長をけん制して自分の政を行おうと画策する。まず、道長を関白にしようとする。すでに実質関白であった道長からすればメリットはない。三条天皇の傘下になることを嫌がった道長はこれを拒否。
今度は道長の子姸子を中宮にするという。いったん喜ばしておいて、娍子を皇后にするという。道長が彰子のときにやった1帝2后を引き合いに出し、押し切る。
今度は道長の反撃。立后の日に中宮姸子の内裏参入の日を合わせる。三条天皇も娍子立后を昼から、姸子の内裏参入を夜にということで事態を打開しようとする。
ところが、実際にはそうはならず、娍子立后の儀式に参加した公卿は、実資と養子の資平、隆家くらいで寂しい宴となってしまう。
先に根回ししておいた中宮参入の宴の方は盛況となる。おじさんと甥でなんとも情けないことをやると思うが、本人たちは大真面目の権力闘争なのだろう。
ここで道長が体調を崩して、三条天皇の勝ちとなるが筈だったが、実際には違うことが起こる。
いよいよ11月の大詰になってきて、クライマックスは何になるのか。先が読めない。
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Last updated
2024.11.05 14:16:15
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