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カテゴリ:日々のこと
日本テレビ系火曜10時のドラマ“おせん”は、漫画原作です。 1巻と15巻 絵柄がだいぶ変わっております(^^;) おせんさんは、段々若くなっている気が...。 作者のきくち正太氏は、大の和骨董好きとして有名ですが、この作品はそんな彼の趣味全開で、“和仕事”というのが、ベーステーマです。 食事に着物にしつらえ、そして生き方。 「真っ直ぐな心」という言葉が、象徴的にあちこちで使われています。 自分の仕事にプライドを持って、手を抜かず、相手のためを思って料理をし、モノを大事に使う、そんな思想。 彼の現代社会への批判は、時に読者にも向くので、耳が痛いことも多いです(--;) 遂に廃業となった、船場吉兆の経営陣には、全巻読んで感想文を提出してもらいたいなぁ(苦笑) そんな硬派なテーマを持ちながら、コメディの要素を全面に出しつつ、しかも結構サービスカット有り(笑) 長く少年・青年誌をやっている人なので、その辺りは手練れです。 そして、とにかく画がウマイ。 更に、字がうまい。 “おせん”の題字もそうですが、中に出てくる書き文字の美しさが、物語に更に深みを与えています。 これは他の人には書けない話だなぁ。 画にもストーリーにもクセがあるので、ハマルかどうかは、あなたしだ~い、ですが、オススメよん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.06 03:56:51
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