カテゴリ:読書日記
周公旦 周公旦 酒見賢一 文藝春秋 本を手にとって、最初の頁を読んでいるうちに、周恩来を思い出しました。周、という字からの連想でしょうけど。 周の時代の政治家と、20世紀の政治家ですが、彼らの立ち位置は近いものだと思います。 智者、というより、賢者。知識があるだけではなくて使いどころを知っている。必要ならば、博打もかます。ただ、国のためだけに。国は礼の元にある。ナンバーワンは別におり、彼らを佐けて、上には立たない。 時の果てが見える。 国が成るときには必ず賢者が在るのでしょう。 周公没して国は傾く。 永遠の命がないように、国は滅びていくのです。 維持することの難しさを賢者は常に知っていて、時の流れを知りながら、膝を屈しはしませんでした。終わるとも、維持を。 人は偉い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月30日 11時19分33秒
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