テーマ:幻想的ナ物語ノコトナド(100)
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ファミリーポートレイト ファミリーポートレイト 桜庭一樹 講談社 2部構成。 1部はファミリーポートレイト。マコとコマコの話。母と子の、濃密で愛に溢れていて、とっても不幸は話。少女とも呼べないこどもの目から感覚的につむがれる。幻視。幻聴。ありそうにもない景色。それでもどこかにありそうな風景。彼女の感覚。目。 2部はセルフポートレイト。1部につむがれた生い立ちを元に、コマコが少女から女に変わっていく話。じぶんがたり。読んでいて太宰治を思い出した。 私は太宰が好きで大嫌いなので、「ファミリーポートレイト」という小説についても、1部の方が好きです。 逆に、「桜庭一樹の」小説が好きな人には、2部の方がぐいぐい心の内部に食い込んでいくんじゃないかな、と思いました。 しかし桜庭さんの本を読むと、どんどん本が読みたくなる。中毒する。溺れるくらい活字が恋しくなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月14日 08時13分59秒
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