テーマ:幻想的ナ物語ノコトナド(100)
カテゴリ:読書日記
幽談 幽談 京極夏彦 メディアファクトリー 憑物落としのない京極。 「京極」って、もう、一つのジャンルになっていると思うのですが、語りとか文体とか、ああ、京極だなあって。で、ここまで京極なのに、憑物落としがないから、「あれっ?」って。だから「幽談」なんでしょうけど。 私は憑物落としのカタストルフが好きなんだなあ、と、しみじみ思いました。 こないだ読んだ辻村深月の「ふちなしのかがみ」と同じ感覚。というか、辻村さんの小説の、最後、ピースがぴしぱし組み合わさって違う絵を描くところ、あれは憑物落としなんだなあと 逆定義。 ふらーっとした、頼りない表紙の文字が、よく雰囲気にあっていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月23日 07時58分36秒
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