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ころころろ 「ころころろ」 畠中恵 新潮社 ひさしぶりに鳴家と遊んでみる。かわいいなあ。手の中でころころ転がしたーい。 タイトルの「ころころろ」は鳴家のアクションじゃなさそうですけどね。あ、でも、そうなのかな。若旦那の手の中で、ころろ、転がってたっけ。 ともだちが、本を読んでいて、自分おとなになったなあ、と思うときは、小説に出てくるキャラクターのうち、誰が好き、誰が好みってランキングしなくなったことだって。同い年の友人が言っていたんですけど、私は「しゃばけ」読むと、仁吉よりも佐助が好きだなあ、と、いつも思います。なんだかね、人が良くってしみじみする。すんごく、気が優しくて、力持ちって感じするんだもん。 仁吉のが顔がいいし、若旦那一直線ぶりも極端でいいんだけどね。佐助も若旦那好きだけど、仁吉のが鋭い感じする。10年前に読んでいたら、たぶん、わたし、仁吉派だったろうなあって、それも思うのでした。 氷室冴子の名随筆「冴子の東京物語」に「アンケートをとりたい」ってのがあって、ある程度年とってからは、読んでいる最中、「えーやだなあ、この人結婚したくないタイプ」って男性の登場人物仕分けるようになったって。「嵐が丘」読んで、情熱に胸あつくなりながらも「うーん、ヒースクリフと結婚するのはちょっと」って頭のどこかで思っちゃうって。女性みんなそうだろうか、アンケートをとりたいって。(「嵐が丘」じゃなかったかな、「風と共に去りぬ」だったかな、趣旨はそんな感じだったかと。) 佐助のが好きだなあと思うのは、佐助の方が地に足がついている感じするからだろうなあ、と自己分析して、ちょっと情けなくなったり。年とったなあ私。やっぱり年とったぞ。 でも佐助は妖なので、やっぱり一緒に暮らすのは大変じゃないかと思います。 鳴家がいいなー。家にこないかなー。どっかにいるのかなー。ころころろ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月02日 16時43分28秒
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