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プラスマイナスゼロ 若竹七海 ジャイブ(株) 女子高生が主人公の連作短編ミステリです。軽い読み心地。ずいずい読める。「はずれがない」若竹さんの書く話らしく、おもしろい。 やわらかい装丁、大きな活字。中学生向きなのかなあ。内容も、いつもほどビターじゃないし。甘くもないけど。お嬢様テンコちゃんと、ヤンキーユーリちゃんと、なにをとっても平均点、の、ミサキちゃん。で、プラスマイナスゼロ。いいバランスの仲良しさん。それぞれ、卑屈にはならず、胸張って友達やってる。(そんなこと、照れくさいから言わないけどさ。) ミサキちゃんは、平均だーって自分のこと、繰り返していうけど、平均、よりは、お人よしだと思います。 若竹七海の話読んでいて、不愉快な感じがないのは、口は悪いけど、根本、お人よしで常識ある人が必ずどかんと座っているからだと思う。 「スクランブル」より、ずいぶんライト。 簡単に読んでいたら、最後の話で、ちょっときた。弱いんだ、ああいうの。いじらしくって、雄々しいです。 うらやましい、女の子の友情ものがたり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月05日 11時46分03秒
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