食べたり読んだり笑ったり

秋期限定栗きんとん事件（上）
秋期限定栗きんとん事件（下）

米澤穂積　東京創元社

ねえ、小鳩くんも小佐内さんも元気だった？ひさしぶり！

出版は2009年。出てきてから、さらに1年待って、再会した感じ。
相変わらずかわいい、賢い子たちでよかった。
小佐内さんが相変わらず謎めいていて、かわいくて、ぶっとんでいて、萌えーって感じ。すごいかわいい。

連続放火事件を新聞部が追う。
小鳩くんも小佐内さんも、直接には新聞部には関係ないんだけれど、事件周辺を疾走する新聞部と違って、この子たちは、「わかっちゃう」から、物語の最後で、ぴょこんと中央に飛び降りてくる。かっこいいじゃないか。新聞部、かわいそうじゃないか。

そんな、自意識が痛くて、心臓が少し浮き上がる、やっぱり思春期のお話でした。

ところで。
タイトル。春はいちごタルト、夏はトロピカルカフェだったわけですが。
秋はマロングラッセだって予想してたのになあ。
栗きんとんか。
和風か。
食べたいな。