食べたり読んだり笑ったり

夏休みは、銀河！（上）
夏休みは、銀河！（下）

岩本隆雄　朝日新聞出版

夏休みだから、タイミングがいい。
図書館で、著者名見て、手に取ったわけですが、ノベルズの折り返しのところの著者の言葉に
「著者名を見て、この本を手にとってくださった方。お久しぶりです。まだ小説書いてました（笑）」って書いてあって、「あーもうほんとうにお久しぶりですー、お元気そうでなによりですー。」って気持ちになって借りてきました。
懐かしい「星虫」の作家さん。

星とか宇宙とか命のめぐりとか、少年少女の冒険とか。相変わらず素直なテーマが素直に表現されていて、読んでいるとこっちもどんどん素直な気持ちになってきます。
小学生が主人公なんですけどね。
みんな、かわいいし。

高校生のときに「星虫」を読んで、いまでも高校のときの友達と集まって好きな本の話をするとき、「星虫」良かったよねーっていう子がいます。うん、良かったよねーって返事をします。あらすじの話がいつでもできます。

すんごい休眠作家さんですけど、（20年作家されていて、4作しか出ていないんじゃあ……）ラノベではありえないような休眠っぷりですけど、本屋さんでたまに見かけると、「くまさん起きてきた」って思って笑ってしまう。

好いたらしい人が書く、好いたらしい小説です。好きだな。