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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 辻村深月 講談社 「あんた、こどものころ、虐待されたって思ってる?」 「へ?なんで?お母さん、虐待したって思ってるの?」 「……うん。」 「別にされてないと思ってるけど?」 そんな会話しながら、おかーさん自覚あったんだって、思った。 完全に躾の一環だったと思いますけどね。仕事で疲れているときに、ちょっと過剰な叱り方をされただけ。長女だったから、家族のなかで唯一、家事ができてもいい味方だってのに、小学生低学年だと答えられなかったから、いらいらした。そんな感じだったと思います。 虐待。 共依存。 親子ってったって、人と人とのつながりだから、感情的になることもあるだろうし。親子だからこそ感情的になるのだろうし。どんなに破壊したって元に戻る絆である可能性も高いかもしれない。ときどき、ひどい事件はあるけど。 殺すのだけはだめ。 母と子の関係の話でもあったわけですが、23歳くらいから30歳までの女の友情、関係性の話でもあって、そのあたりリアルでちょっと怖かった。あの関係性、苦手。わかるわかるって相槌うって、男の子の話や自分の感情を嘘をつかずに話すことが友情の証で、誰かと付き合っていることを伏せていると「信用できない」って言われちゃう…… ああ、ほんと、苦手。 本ばっか読んで変わった人だねって言われている方がラク。ちょっと寂しいけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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