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私は広島っ子なのでゲンパツきらいです。
ただきらいっていうのも説得力ないのでお勉強はしました。10代のころ。 気がつけば、きらいっていうのも忘れて、お勉強するのも忘れて、電力を享受していたように思います。 岩波ジュニア新書の「チェルノブイリから広島へ」を読みました。それからみずち書房の「父から子に語る2 ゲンバクとゲンパツ-核時代を考え、生きる-」。ゲンパツは原理が難しいので、ジュニア向けが読みやすかったです。 わかりやすいのは山岸涼子の「パエトーン」(http://www.usio.co.jp/html/paetone/index.html) WEBで無料公開されています。 事故の当事国になっていないときに書かれたものなので、ゲンパツの危険性が容赦なく指摘されていて、かえって安心します。テレビで大丈夫大丈夫って繰り返される方が不安です。 正直、かなり危険な状態だと思っています。もしこれが他の国で起こったことであったら、日本の報道は今のように「安心だ」を繰り返して報道することはないでしょう。 しかし当事国になって考えれば……事故は実際に起こったのです……よく持ちこたえている。ほんとうに、よく持ちこたえている。人の手に負えないエネルギーを場当たり的に抑え込んでいるだけの印象もありますが、それでも。 現場の方々の奮闘に頭が下がります。 私たちは彼らに強く守られている。今も。たった今も。 事故につきあっていかなければならない。長丁場になります。プルトニウムの半減期は二〇〇〇〇年以上。 人災を非難するのはもう少しあと。まだ緊急です。(でも二万年は待たないよ!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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