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【楽天ブックスならいつでも送料無料】あずかりやさん [ 大山淳子 ] あずかりやさん 大山淳子 やさしい。あずかりやさん、の、さん、の音。 少し上向きの音で呼びたい。 猫弁よんで、この人の書く小説をもっと読みたいな、と思って、手に取りました。 目がみえない人が主人公だったからか、本来は物言わぬ道具たちが語り手であったからか、しずかな印象の小説でした。 一日100円で、なんでもあずかります。期限とお名前を教えてください。 ほんとうにこんな商売あったらいいのに。 でも現実には無理だろな。まず収納スペースがもたないもの。 だから物語。おとぎばなし。ありえない。けれどやさしい。こんな人、いると思う。店はなくても、こんな人はいると思う。 境遇にあまんじるのとは違う、静かに肯定して適応して背筋のばして人の話を聞く。 ずっと気持ちのいい、すがすがしい人でいる。 会ってみたいな。あずかりやさん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月27日 08時55分52秒
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