雪の断章
雪の断章、佐々木丸美作。私が持っているのは講談社文庫。多分、絶版。少女小説の最高峰!!斉藤由貴ちゃん主演で映画になったので、すこうしタイトルに聞き覚えのある方がいらっしゃるんじゃないかと思います。私いまだに、そらで歌えます。「雪の断章~情熱~」。『決して好きになっては、いけない。自分に嘘をついて、生きてたの。』札幌の大通り公園で、孤児・飛鳥が、二十歳過ぎの御曹司に拾われるところから始まる純愛ミステリです。この御曹司がね、実にいいオトコ!私の理想。知的で、臆病。鷹揚で、大胆。そして、ものすごく優しい。守りたい。守ってあげたい。たとえ、あなたに嫌われたって。私の大好きな人。祐也さん、といいます。おかげさまでいっときは、15才年上の人のところにお嫁にいく夢を見た。紺のコートを着ているの。深い眼差しをして、静かな声で話すの。大きな掌を持っていて、いつでも振り返ると、穏やかに見守ってくれていて。 (ごらん、)なんて話しかけてくれる。(むかしの飛鳥がいる。)(なんのこと?)(迷子が泣いている。)あしたっから北海道に旅行に行くので、しばらく日記はお休みします。祐也さんのいる街へ行く、というだけで、ときめきます。連れには悪いんだけど。内緒で、文庫、持っていこうかな。なんて、ひそかにたくらんでたりします。