テーマ:映画館で観た映画(8567)
カテゴリ:映画
UNITED93とは、2001年9月11日に発生した米国同時多発テロでハイジャックされ、目的とされたとするワシントンのホワイトハウス突入せずに、ペンシルベニア州シャンクスヴィルに墜落、乗客・乗員が全員死亡する、という惨事となったユナイテッド航空93便のこと。 事実の映画化ということで、米国では上映前には上映の如何について論議を呼んだようですが、上映後は好意的に受け止められたようです。 映画化するにあたって、空港関係者への聴き取り、ユナイテッド93便の乗客から電話を受け取った家族・知人からの聴き取りをもとにストーリーを組んだとのこと。 テロ実行犯やパイロット、乗客の会話が、実際にそのとおりに話されたのかは知る由もなく、こんな感じであったのだろうという想像をもとに製作されたとは思いますが、よく出来たドキュメンタリーだと感じました。 映画はテロ実行犯が事件当日、自宅(ホテル?)で祈りを捧げる場面から始まります。 そして航空管制センター、米軍基地、ユナイテッド93便の客室内での会話のやりとりの様子を織り交ぜながら進み、WTC(世界貿易センター)への旅客機2機の突入、国防省(ペンタゴン)への突入を経て、ユナイテッド93便がハイジャックされ、WTC・国防省への航空機自爆テロを知った乗客が、テロ実行犯から飛行機を取り返すべく行動するまでを描きます。 ユナイテッド93便について、ニュース報道である程度は知っていた内容が、克明に描かれることによって、あの日、現場では何が行われていたのか、これから自分たちはどう生きていくべきなのか、を考えさせてくれます。 平日にもかかわらず、映画館には多くの人達がこの映画を見に来ていました。 本作品のチラシに書き記された、「"93便"家族の方々からの言葉」をここに書き写します。 ------------------------------------------------------------- "93便"家族の方々からの言葉 自分、他人の区別なく命というものが 軽んじられる事件が多い昨今、 今生きていることの大切さを感じ取っていただければと、 心から願います。 何が起きたのか、どうして起きたのかを 記憶にとどめておかなければなりません。 忘れてしまうことで、二度とあんな惨事は起きないと、 自分たちをだますことはできません。 人生には、困難が多くあります。 この映画に関わることは正しいこと。 だから、その困難に立ち向かえます。 事件は起き、私たちは向き合うしかありません。 あの人を思い出し、生かしておくほうがよいのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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