テーマ:山登りは楽しい(12252)
カテゴリ:登山
紅葉の始まった福岡県の英彦山(ひこさん)に登ってきました。
英彦山は日本三大修験の山と言われる山で、英彦山神宮奉幣殿から山頂の上宮まで片道1時間35分ほどの参道を道のりです。 参道といっても、登山となんら変わらない道のりで、急な坂やクサリ場があります。 今回登ったルートは、行きは通常の参道ではなく玉屋神社~鬼杉~南岳を経て上宮へ至るルートで片道約3時間40分の道のり。 帰りは参道を下る1時間30分の道のりです。 登山とはいえ、まさに修行でした。 なんと悟りを開いてしまったのです。 行けども行けども山頂には着かず、帰りも延々石段や土を踏み固めた道を下っていきます。 いつになったら目的地に着くのか、なんでこんなにキツイ思いをして山に登らねばならないのか。 キツイと思い、時間がやたらかかると思い、自分から登山に行っておきながらいいかげん嫌になって坂を上り下りしているうちに、はたと私は気づいたのです。 どっちみち、先を進まねばならないのだ。 どっちみち、先を進まなければ目的地に着くことも、帰ることもできないのだ。 そうであるならば、キツイとか嫌だとか思わず、道中を楽しんで行けばよいではないかと。 同じ行く道なら、楽しく行くほうがいいじゃないかと。 まるで人生の道しるべを、この英彦山登山という修行を通して教えられたようです。 英彦山が修験の山だということがよく理解できました。 実はこの山には幼い頃、まだ10歳にもならないうちに登ったことがあるのですが、ほとんど記憶には残っていないにも関わらず、長い石段と途中のクサリ場ははっきりと覚えていて、そこに立ったとたん懐かしさと感動を覚えたのでした。 というか、わずか10歳にもならない幼子をこんなにも厳しい登山に連れ出したなんて、なんちゅー親じゃ。。 ■1to1travel 英彦山登山ガイド Copyright (C) 2006 1to1travel , RYDEEN777. All rights reserved. 掲載記事・写真・イラストその他、コンテンツのすべてについて、無断複写・転載・公衆送信等をお断りします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月01日 23時52分21秒
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